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宮下貴浩×私オム プロデュース「わかば自動車教習所で恋を学ぶ」

少女漫画を見ているような気分。
一生懸命で、ドキドキして、落ち込んで…

色んな人に影響を受けて、与えて
こうして日々学んで行く姿が可視化されていて
最後は少し涙ぐんでしまいました。


「こんにちは。僕らは出会った─」

ネタバレあり感想


主人公・栗山は2年前から教習所に通うも少しでも躓くと諦めてしまう体質で「熱し易く、冷め易い」「とりあえず今やっていることを最後までやり遂げましょう」そういつも通信簿に書かれるんですと話す栗山はどこか自分と重なる部分がありました。
私も基本三日坊主なんですよね…。
だから「努力のやり方はどこで教えてくれるの?」っていう栗山のセリフがズドンと心にのしかかってきました。

わかば自動車教習所七不思議「小松の朝イチ予約」
彼は「朝起きられない体質」を自分でも理解しているのにいつも同じ時間に予約をする。話が進むにつれ明かされた理由が、おばあちゃんをデイサービースに送ってから仕事行くまでの時間しか通えないから。
周りから大変だねって言われるたび、「僕はおばあちゃんとの時間が幸せなので全然大変じゃないです!」免許を取ったらおばあちゃんを隣に乗せると話す優しい小松くん。
もう一つ彼には厄介な体質が…体質に対する例え話が大回りして、感情的になると大声を出してしまうところ。
カバンを投げつけた時はびっくりしたあと会場は爆笑でしたw

佐原くんは社長の息子で、教習所には佐原をいつも取り囲む「佐原ガール」がいる。
彼はとにかく優しい。小松くんとはまた違う優しさを持つ彼は時に無神経な優しさを振り撒く時がある。
彼にとっては見返りを求めず誰にでも手を差し伸べたい純度100%の優しさなんだけど、1人でおばあちゃんのお世話をしながら教習所に通っている小松くんに運転手をプレゼントしようとして衝突します。

この3人が『若葉自動車教習所』で出会い、栗山の恋をきっかけに仲良くなり、成長する物語。

優しさ=与えるだけではないと知った佐原くん。
出会ったことで何かが変わると信じ、いつの間にか朝起きれるようになって、怒鳴らず自分の気持ちを相手にぶつけることができるようになった小松くん。
何も障害のない一本道を生きていきたいと願っていた。でも出会うことで自分も影響を受けて、与えていたことに気づく栗山。

「こんにちは。僕らは出会った─」
オープンニングとエンディングで雰囲気が明るくなっていた。
彼らのこれからのストーリーに幸せが訪れますように。


キャストについて


燈くんのストレートは初めて見ました。
なんならエーステの一成しか知らないかもしれない。。とてもチャーミングで可愛らしい役で、百面相のように色々な表情で演技されていて見ていて飽きませんでした!

今回の楓馬くんの役は物腰柔らかい部分とかはアテ書きかな?と思いながら見ていました。急に怒鳴るシーンは空気がピリつく感じ持っていき方が上手だなと思いました。また、自分がセリフがないシーンでも目線や、動悸のお芝居もされていて「あ、ここでも怒鳴るのを我慢して落ち着こうとしている」というシーンは釘付けでした。

安里さんは「極端な人たち」ぶりかな?
優しく話しかけて、時には的をいたアドバイスをして…ちょっと惚れました←
それは佐原になのかあさてぃーがかっこよかったのかはあえて深掘りしないでおきます()

宮下さんはいつもアドリブぶっ込んでくるのに今回おとなしいなって正直思っていたんですが、そうじゃない日がちゃんとありましたww
栗山のトイレ妨害事件と「えちょひいきする!」って綺麗に噛んだことしか覚えてないけどww

松村くん!!リアフェでしか見たことなかったかったから今回間近でお芝居見てかっけーってなりました!!(語彙力)
水沢ちゃんと絡むシーンでしっかり調子が狂っていく姿はとっても可愛らしかったですねw


おわりに


「忘華」「極端な人たち」と病気にかかわる重ための話が続いていたので、ティザーを見た時違うテイストのものが見られる!とワクワクしながら観劇してきました。

人には色々な"体質"があります。
いつかは、その体質を受け入れて向き合わないといけない。そして、できないと決めつけなければ克服することができる。
また、明日も頑張ろうと思える作品でした。


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