宇宙の箱と一抹の悦楽
どうも、お久し振りです。
noteを書くのも、もういつ振りでしょうかね。だってイベントがないんだもん。書くことないし、なんなら最近は別の沼で水浴びをしているので、余計に。
そんな中、ようやく、ようやく!WE IN THE ZONEのオンラインイベントに参加しました!
今年度から役職が変わったこともあり、また運営からの告知が直前すぎてなかなか休みを取れなかったんですが、お盆ということでやっと、所謂ビデオコールイベント(영통)に参加できました。実に3月振りの、愛しい愛しいWE IN THE ZONEです。
今回は初めてのオンラインイベント。別沼でオンラインFMは参加したことがあったけれど(正しくはアーカイブ視聴をしたので参加といえるか怪しい)、ビデオコールは初めて。まさか本当にお盆にしてくれるとは思わず、告知が出てから慌ててアプリをダウンロードしたり、ポイントを買ったり、あとは化粧品の調達と美容院の予約と部屋の片付けと…←
次いつ参加できるか分からないし、久し振りだし、一目でいいからみんなと謁見したい!と、今回も各メンバー1回ずつ参加しました。一推しイスンさんは、2回。なので今回も全員分レポをしながら、次回参加する時までの反省点と改善ポイントを洗い出しておこうと思う。このタイプのイベントの猛者がいれば、ぜひ色々教えていただきたい…。
まず、当日の順番としては、
シヒョンさん→(15分待機)→ギョンホンさん→(10分待機)→ジュアンさん→(15分待機)→イスンさん→(30分待機)→イスンさん2回目
という流れ。最初、予約段階の時に15分って長くない?もっと短くてもいいかも?なんて思っていたのだが…これが、思ったより短い。否、短過ぎる。各回30分は待機時間が必要だった。私はこのビデオコールイベントを「ただのいつものサイン会が対面じゃないだけ」と呑気に捉えていたが、違う。全く以って異なるイベントだった。
今回の備忘録では、各メンバーのレポをしながらビデオコールイベントの恐ろしさ、もとい素晴らしさを、そして今まで当たり前であった現場がなんと尊い場所であったのかを書き記そうと思う。
さて、まずは傾国の王子シヒョンさん。なお、始まる1時間以上前から待機していたのだが…結構本気でど緊張。吐きそうだった(汚い)。何故こんなに緊張するのか?と考えていたが、これはビデオコール特有の緊張感だと思う。
普段は会場に足を運び、全国津々浦々から集まったファンと肩を並べてライブを見てからの特典会だ。ライブは基本的に「見る」ものであり、一方通行な(彼らはめっちゃファンとやり取りしようとするけども)空間だと思う。そしてライブを通してある程度こちらの気分もハイになり周りの空気も同様に盛り上がっている中で、双方向でのやり取り=特典会が行われる。ファンは他のファンがイベントに参加している様子を見ながら、目に見えて自分の番が近づいているのに胸を高鳴らせ、彼らの前へ行く。それでも視界には、他のメンバーや隣で会話するファン、スタッフ、他のファンが送ったプレゼント…などなど、推し以外の視覚情報もたくさん入ってくる。
しかし、ビデオコールイベントは、前述したものが何一つ無い。徐々に心拍数が上がるあの感覚も無ければ、周りと熱量を同じにして応援することもない。何ならライブより前、会場へ移動する間のあの日常と非日常を彷徨うような高揚感もない。なので、いきなりドン、と心拍数が上がるのだ。これ、本当に今まで以上に心臓に悪い。実は最近、ハラハラしたりドキドキしたりと心臓に悪そうな場面(特にアクション映画など)が苦手なことに気付いた私、かなりピンチである(致命的)。
そんな私のことなどお構いなしに、イベントで使用したアプリ「talkport」からは「あと3分で通話が始まるよ♪」というような呑気な通知が来る。ど緊張だ。画面に映らないようにメモに色々と話す内容を書き起こしていたら、3分なんてあっという間。カウントダウンが終了し通話開始のボタンを押すと……ぱっ、と画面が変わり、私のiPhone8の画面いっぱいに、傾国の王子が突如お目見えしたのだった…。
……え?何これ、心臓に悪すぎでは…?!
(なおこのあと全メンバーに対して同様の感想を抱くことになる脆弱なヲタク←)
画面いっぱいに美少年が突如映るものだから…動揺した()。なんとかあにょはせよ〜〇〇です〜とサインを貰うわけでもないのに名乗った。王子はこんなガチガチなヲタクにも優しく微笑んでくださり、終始慈愛の眼差しを向けてくださっていた。영통初めてだから緊張してます…と言うと、「긴장했어요?」と微笑まれた。眩しい。カバー曲良かったですよ〜と伝えると「聞きましたか?ありがとうございます(慈愛に満ちた微笑み)」というようなことを言われた。でもDAYDAYが一番好きだから、またライブがあったら聞きたいです。と話を振ると、ライブで初めて聞きましたか?と聞かれたので、自分がHipHopヲタクであることをお伝えした。すると、何かに納得したようなお顔で、
「그래서 〇〇가 이슨이형 좋아하구나~」と。
…えっと、ごめんなさい。私最近韓国語の勉強サボってるんですけど……
………ま?!?!?
動揺しすぎて王子の御言葉が脳裏にこびりついてしまった(いまだに再生できる)。だからイスニヒョンが好きなんですね〜と…まさかの王子に推しバレしていたとは。恥ずかし過ぎる!しかも、どうして知ってるの?!と同様を隠せずに聞くと、「日本のサイン会や特典会でたくさん見るから」と言われた。 積んでることもバレている、と…。……私、次からどんな顔して会いに行けばいいんだ………。正直、そこからの記憶がほとんどないのは致し方ない。まさか久々の現場で、初めてのオンラインイベントで、こんな爆弾をこんな美少年から落とされるなんて誰が予想できようか。最後は、(イスニヒョンのファンなのに)僕のところへ来てくれてありがと〜というようなことを仰られたので、こちらもばいばい〜と手を振り終了した。
…オンラインイベントの、あの無慈悲にブチ切られる感じ…なんか悲しいね。
さて。そんな爆弾王子の後、心休まらぬままお次はギョンホンさんへ。いや本当に、あんな爆弾落とされるのが分かっていたら1時間くらい間隔開けたのに、と予約した時の自分を呪った。なのでギョンホンさんとは腑抜けたままの会話になってしまい、迷惑をかけてしまった気がする…誠に申し訳ない。
通話が始まると、画面に相変わらずキュートなお顔立ちのギョンホンさんが。「ハ〜〜イ!」と元気に迎えられ、あにょはせよ〜と言い終わらぬうちに「ひさしぶりです!」と相変わらずの記憶力おばけっぷりを発揮してくださった。また、言いながら座り直したのか、急にギョンホンさんがドアップになり、クリクリな瞳で見られたから激しく動揺した(脆弱)。画面に急に近付くの、ほんと、反則!!そして動揺のあまり話す内容をメモした紙を紛失する私(安定)。慌てるヲタク(きもい)。あわあわしながら、本当に緊張してるんです…と伝えれば、「だいじょぶだいじょぶ!」と励まされ、なんとか言いたかったことをお伝え。7月末くらいにコンカにギョンホンさんが上げたカバー曲が個人的に好きだったのだが曲名が分からなかったため、教えてほしいです!とお伝えすると、ああ!あれね!というお顔をしながら歌手名と曲名を教えてくださった。……が、忘れてしまった(痛恨のミス)。というか上手く音声が聞き取れなかったのだが、ああ〜!と何故か相槌を打って流してしまった(動揺しすぎ)。なお、そのあとすごい上手だよねぇとベタ褒めしたら、歌おっか?とワンフレーズ歌ってくださった。はぁ、やっぱりギョンホンさんは高音綺麗だね…でも歌いはじめに一人で小さく「せーのっ」って言ってたの、ヲタクそういうの大好きだよ…と温かい気持ちになった。そんなところまで日本語が出てくるギョンホンさん、本当に熱心に日本語を学んでくれているんだろうなと思った。なかなかすぐに出てくるものでもないだろうに。
その後は、「今日何しましたか〜」「僕サブウェイ食べました!」というような他愛もない話をして終了した。個人的にギョンホンさんの日本語タイムは好きなのだけれど、無慈悲に切れるトークのおかげで尻切れトンボに終わってしまったのがちょっと残念ではあった。もっとギョンホンさんの日本語聞きたかったな。でも、本当に日本語がイベント毎に上達している気がするので(恐らく彼との会話では韓国語が要らないレベル)、今回も謁見できて良かった。次は、もっとこちらが頭の中を整理して挑みますね…(反省)。
さて、お次はジュアンさん。ジュアンさんが画面に映った瞬間、普通に一瞬引いた←。…いやだってお顔が強過ぎる。強い!強い通り越して怖い!(?)画面越しなのに強烈過ぎる魅力である。
なお、当日のジュアンさんのお姿はこれでした。
顔がいいのにそんなバチクソに決めないでほしい。ヲタク死ぬ。既に瀕死なのにトドメを刺される。WE IN THE ZONEで目鼻立ちが一番キリッとしている彫刻みたいなお顔はジュアンさんだと思っているのだが、こういう「誰が見ても格好いいお顔立ち」の人がいきなり画面に映るのと、「柔らかく可愛らしいお顔立ち」の人がいきなり画面に映るのとでは、衝撃が異なるってものですよ。そろそろ、その麗し過ぎるお顔立ちを自覚してくれ。死人が出るぞ。
さて、そんなことはさておき()、あにょはせよ〜〇〇です〜とお伝えすると、「반갑습니다~〇〇짱♡」と甘いボイスでお出迎えしていただいた(♡はヲタクの幻聴)。格好良すぎて、かっこいいですね…と呟いてしまうと、照れたようにはに噛んで「ないです(笑)」と仰られた。そんなご謙遜を(泣)。お顔も人柄も良いって、神様頑張りすぎだろ(泣)。その後は、라고 말해도が好きでたくさん聞きました!とお話しすると、「ありがとうございます」と頭を下げられて、丁寧かよ(泣)と母性が溢れた。ジュアンさんが作詞(?聞き取れなかった)をされたそうです。天才かよ(泣)。なお、ギョンホンさん同様ワンフレーズ歌っていただいたのだが、軽率にすき、、となった。危ないわ。
その後はまた他愛もないお話をして終了した。今日はダンスパフォーマンスをしていました!と仰られていたが、また近々カバーダンスとか上げてくれるのかな。楽しみすぎる。そして相変わらずジュアンさんも尻切れトンボに終わってしまった。大体最後に、ありがとうございます、バイバイ。って言うのが常だったんですけれど…これタイミング合わせるの、めっちゃ技術いるな…(※画面にタイマーは表示されるが、見る余裕がない)。
さて、最後はイスンさん。久し振りにこんな長文書いたから疲れてきたな(おい)。前述した通りジュアンさんとの間は15分ほど。心臓バクバク。3月のイベントから今までに贈った物をかなりの頻度で認証してくださっていたので(認証魔怖い)、一つずつ感謝を述べていたら2分じゃ収まらない!とパニックになりながらメモに絶対に伝えたいフレーズを書き殴り、待機時間もずっと英語で独り言を言い口を動かす練習をし(イスンさんとは前回から英語で会話をしている)、満を辞して通話ボタンを押した。
接続のせいか、一瞬待機画面(?)になったが、次の瞬間画面にイスンさんが。この時点でプチパニック。だって顔が好き過ぎる。うわ、めっちゃ好きなんだけど死んだ(マンボウかよ)。あにょはせよ〜とお伝えすると、「오랜만이에요!」と微笑んで何故かパチパチパチ!と拍手してくださったのでそれだけで死にました。意味分からんけど好き。その後は英語で話しても?と聞き、「Of course!」と相変わらず発音良く承諾いただいたので、覚えてないかもしれないけれど、贈った物を着てくれてありがとうございます、というお話をした。なお、話してる途中で「セットアップのこと?」と急に言われて動揺した←。それもですけど、オレンジのシャツのときが本当に驚きましたよ…なんて言いながら、全部覚えてくれているイスンさんにまた心臓を鷲掴みにされた。ずるい。営業が上手すぎて過呼吸になるわ…見習わないと…。その後は「Thank you for sending me the very special stuff」というような事を言われたので、そろそろ秋服でも調達に行くか…という気持ちになった(軽率)。そして、「服もらって嬉しかったし、本当に会いたかった」なんて仰られるものだから私は心の中で泣いた(実際は英語だった)。いや本当に仕事忙しくて無理だったんだよごめんね、と求められていないだろう言い訳をしてしまった。……でも君に貢ぐために働いてるんやで(小声)。
この日はイスンさんのリアコ営業がマックスなお日にちだったのか、「長く会ってなかったからさ…なんていうか…」と照れ照れされていたように見えて、愛しさが溢れた。君は遠恋中の彼氏か(泣)。リアコ製造機め(泣)。イスンさんって毎回素なのか計算なのか分からないレベルでヲタクの喜ぶことを言ってくれません?いつもいつも、こんなしがないヲタクのために素敵な言葉を選んでくれて、こちらが感謝しても仕切れないほどである。最後は、「I’m so thankful」と言いながら、胸に手を当ててこちらに微笑みかけてくれたので感極まってしまった。ありがとうございます、あとでもう1度来ますよ、またね。とご挨拶をして一回めが終了した。
はぁ……余韻がすごいな、これ……。
ブチ切られるとなんとも名残惜しいけれど、それなりに時間通りに話せると余韻がすごい。携帯の画面をしばし見つめてしまうわ、これ。周りがいつものようにザワザワしていないし、周りに他のヲタクもいないので、静かな部屋で一人思い出に浸ってしまった。そんなことをしていたら30分なんてあっという間だった(学習能力低い)。
またもや陽気な通知に慌てて、2回目のイスンさんの時間を待つ。もはや積もる話がありすぎて逆に言いたいことがない(おい)。そんなことをしているうちにあっという間にまた時間が来てしまった。話したいこと何も思いついてないよ!!!と焦りながら(学ばなさすぎて我ながら呆れる)、通話ボタンを押すと、また画面いっぱいにイスンさんが現れたので、あにょはせよ〜と言ったまま20〜30秒くらい黙ってしまった←。あとからめっちゃイヤホン触ってたな、と思ったが、あれはもしや私が喋らないのを音声聞こえてないと思ってたのかな?ごめん、ヲタクが黙ってただけだから気にしないでおくれ…。
なお、ようやく話せたことは、「最近何してますか…」というクソつまらない質問でした(最低)。「毎日練習してるかな〜」と仰っていたので、またカバーとかするんですか?と聞くと、「まだ分かんない(まだ決まってない)」とのこと。え〜じゃあ、Show me the money9に参加する予定は?(笑)と聞くと(緊張が少し解れてきた)、イスンさんは大爆笑。今シーズンだからだよね?wwと一頻り爆笑した後に、少し考えるそぶりを見せて、「What do you think?」と尋ねられた。いやそんな、あんな過酷なサバイバルにかわいいかわいいイスンさんを出させたいかって、平和な世界でぬくぬくと何不自由なく生きて欲しいに決まってるんですけど(モンペ)、でも出ることで有名になれたらラッパーとして注目も集められるし、すでに韓国年齢で25歳だから(現実的)将来の展望を考えた時にこれは一つのチャンスかもしれない。でも今までのシリーズを見ていると、あんな苦しいところに行ってほしいなんて言えない…テレビに出るところめっちゃ観たいけど。と、頭の中ではなんて言おうかとかなり考えた。ところで、これを読んでいる人たちはSMTMを見たことがあるんだろうか。露骨に下手だと言われるし見せ物のように落とされるし、見る分には楽しいけれど自分だったら絶対に嫌←。なので、迂闊に出てほしい!と言える番組ではないのだ(前にサイン会でネックレスをもらっていたが、なかなかの皮肉だなと思っていた)。なので、「今シーズンがどうか分からないけど、イスンさんが出たいなら全力で応援します。でも、出ないという選択をしても気にしない(それで怒ったり失望したりしない)ですよ」と答えると、やはり何か考えながら、分かった、と仰った。その後は、そう言えばスクショがOKらしいですね?!とスクショをさせてもらって(ここまで忘れていた←)、ありがとうございました〜と長閑に終わった。
まぁ、まさかこのあと本当にSMTM9の応募動画あげるなんて思わなかったけどな!!!!!
インスタの個人垢はこのためだったんだな…と少しホッとした方は多かったんじゃなかろうか。私はホッとしつつ、SMTMか…と逆にドキドキしてきた。自分のアカウントがないと応募できないもんね。チュンと話して3年ぶりに出ることを決めたのだろうな。
そうそう、恐らくスタッフの方で審査されると思うんですが、話題になると番組で取り上げられることもあるっぽいのでぜひ皆さん再生してハートを押してあげてください。出ることを選んだのなら、できる限りの応援をしたいですね。
なおラップは上手だよと友達にお墨付き(?)をもらいましたし、私の好きなラッパー처리くんもいいねしてくれていたので上手みたいです。高等ラッパーのnoteの時にも書きましたが、HipHopが好きなだけで音楽的な上手い下手は分からないんですよね…。いやでもほんと、イスンさんラップ上手い(と思う)し曲作れるし…才能もあってイケメンでテレビ映えもすると思うんだけどな…Mnet、ここに宝石がいますよー!!!
…と、少々(?)話が脱線してしまいましたが、初のビデオコールイベントは何とか無事に(?)幕を閉じました。というか、本当に焦るし、悠長にスクショとかできません?猛者たちは何をどうやっているのか教えていただきたい…。私はいい加減学んで、ちゃんと話すことを一言一句書き認めておかないといけなさそうだ。アナウンサーの如く時間管理できるようにならねば…つらい。
まぁ、このコロナ禍の中でもこうして顔を見てやりとりをできる機会があって本当に現代に生まれて良かったと思う。当たり前だがヲタクとアイドル。本来は相入れない関係であるが、この世の中はSNSと言うとてつもなく便利なものができ、その距離が縮まった。そしてさらに、今はオンラインイベントの時代だ。元々はコロナ対策としての苦肉の策だろうが、距離的・時間的にヲタ活ができなかったヲタクが気軽に参加できるようになったのは言うまでもない。今まで顧客になり得なかった層を取り込めるようになったことは、アイドルにとっては良い傾向なのではないだろうか。
ただ、今回のイベントを「現場」と呼ぶのは少々難しいと思う。イベントと言うのは、アイドルに会うだけではなかったんだな、と改めて気付かされた気がした。画面には今までと変わらずファンを楽しませてくれるキラキラとしたアイドル。普段連絡を取り合ったり、SNSを見たりする小さな箱があっという間に、異国にいる相手と私たちを繋いでくれる。でも、それだけだった。
初めて私がWE IN THE ZONEの現場を見た時、CD1枚分の電車賃で大阪まで行った。本当に楽しめるかなぁ、なんて一抹の不安を抱えながら。会場も初めて入る小さなライブハウスでソワソワして、でもステージを楽しそうに闊歩する姿に心を掴まれて。あれは全て生で見たからこそ得られた感動だったと思う。ぶつり、と切れてしまうものではない。…何だかそう思うと、当たり前に現場に行けていたあの時が懐かしい。ビデオコールイベントも、このご時世に出来る限りのことだと思うが、やっぱりイベントに行きたい。迷子になりながら会場にたどり着いたり、始まるまでのガヤガヤした会場でソワソワしたり、見ず知らずの隣の席の人と仲良くなったり、一緒に歓声をあげたり、ライブ後にお酒を飲んだり、終電で帰って翌日眠い目を擦りながら仕事に行ったり。あれら全てが「現場」だったんだと、今になって思う。
またビデオコールイベントがあり、仕事が休めるなら参加したいと思うだろう。でも、きっとその度に幸せになり、電源が落ちるように消えていくそれに虚しさを抱えるのだろうな。
早く、あの会場の感じや生で見る迫力を体感したい。
早く、今までのように「現場」を楽しみたい。
早く、ファンとアイドルがお互いに直接笑い合える日が来ることを切に願って。
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