アルバイトで眠そうな学習者 どう指導したらいい?
【 ご質問 】
授業中の学生指導について先生のご意見を伺いたいことがございます。
現在、私は初中級クラス(昨年4月から日本語学校に入学した学生)の授業を週1で担当しています。
最近、上記クラスの授業態度が良くなく、クラス全体の雰囲気に覇気がないのが気がかりです。
(全体の60〜70%の学生が眠そうまたは、爆睡している。起こしてもまた寝る。顔を洗って来てと言っても、洗って来ない)
学校の先生方の中には、「学生の大半は学費を自らアルバイトで昼夜稼いで働いてるから、授業中に眠くなるのは仕方ない」と言う先生もいらっしゃいますが、私はこの授業雰囲気を何とか打破しなければいけないと心の中で思っています。
篠崎先生がもし、上記クラスを担当されたら、授業をまともに受けられない学生に対してどのように指導されますか。
私の学校で初・中級学習者向けに使用しているテキスト及び授業の進め方について、お知らせいたします
1.使用しているメインテキスト
「みんなの日本語初級I、II」
2.基本的な授業の進め方
上記テキストの冒頭に掲載されています「効果的な使い方」の流れに沿って教えています。
(1)新しい課の新出語彙の確認
(2)学習項目ごとに練習A→練習B→練習C と練習する
(3)文型・例文の確認
(4)CDを聞いて、会話練習
(5)「問題」を解く
以上です。
また、学生のアルバイト調査は学校内でホームルームの時間を使って定期的に行っており、職員が学生の預金通帳をコピーし、1週間に28時間以上のアルバイトを行っていないか、確認しています。
篠崎先生が仰るとおり、初級レベルの会話中心の授業から講義的な授業に移行する段階で、学習者が「聞いているだけ」の授業に彼らの学習意欲が減退している部分があるかと思います。
少しでも彼らが受身ではなく、能動的に授業に取り組める雰囲気を学校側は作っていくべきではないかと考えています。
【 ご返事 】
きわめて一般的な教材と授業の進め方ですね。
決して悪くはないと思います。
ただ、
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