作品制作中の男の日記⑤
1週間ずっと 6/19開催 Quinteto Lentes 五重奏タンゴ・コンサートの譜面制作の日々。少しでも手を休めないよう、行き詰まったら違う曲、それも行き詰まったらまた違う曲、それでも駄目ならアニメーションのコンテ作りだ……!という風に潔く作業内容を変えながら進めています。全作業においてゴールが見えて来ないという恐怖的やり方ではありますが……
今日は 6/19 のチラシにやるって書い(てしまっ)た古典タンゴの代表曲 ラ・クンパルシータ の編曲。19世紀末に始まったアルゼンチン・タンゴ史のなかでは割と初期寄りの1917年、現在知られる形で初録音がされたとのこと。日本で非タンゴ・リスナーに辛うじて広く知られているのはこの曲とリベルタンゴくらいでしょうか(タンゴ弾きはこの現実を自覚しておいたほうが良いです。またはどちらも知らない音楽ファンも山程いますから……)。リベルタンゴは作者 A.ピアソラの自演で1974年に発表とのことなので、クンパルシータからは約50年。
そして今年2024年は、そのリベルタンゴ発表からもちょうど50年になるということで、そろそろ音楽史に名を残す超有名タンゴが生まれてもおかしくないタイミングかもしれませんね。わくわく。