ツレは退院したけれど…★
さて皆さん…昨日は、ツレの退院の近況ご報告をしたのですが、
わたしが心配していることが、いくつかあるため,
今日はそのことについて、述べたいと思っております。
1つ目
…は、のどの穴。
喉に穴が開いています。
手術のために開けた穴です。
食道がんで切除した部分は、自分のからだの小腸を切り取り、
代用する手術をしました。
その患部に充てた小腸が、食道の機能をし始めるまでの間,
呼吸が出来ないため、死んでしまいます。
その呼吸をするための,穴なのです。
手術痕とつながっていて、最初はとても大きく開いていました。
そして,ジュクジュク湿っているように見えたのに、
保湿剤として,何でも良いからクリームを塗るようにと言われていました。
保湿剤として,何でも良い――というのも、
何だか,とても乱暴な話だなぁと、
わたしは内心で苦笑していましたが、とにかく,
術後、1週間位は全く声が出ない・出せない状態で、
穴を押さえながら,かすれて息の方が多いような声で、
会話するのがやっとという感じでした。
その穴が開いていると,彼の元々の声らしくなく、
甲高い,ちょうどヘリウムガスを含んだような声になるみたいな、
そんな声でした。
今ではそれが小さく閉まって来て,ようやく治りそうな予兆が見えます。
ただ,そのジュクジュクは、
表面は乾き易いですが、体内ではなかなか治らないものです。
その内面が、真に治るのがいつなのか…年齢にもよるでしょうから、
その点では、予断を許しません。
2つ目
…ですが、おなかの脇に胃ろうがあります。
よく胃ろうと言うと,イメージ的には、
認知症や何か,寝たきりになり、
食べる機能が衰えて,生きている限り、
延命治療の代表として,利用される器具だと思えますが、
今回の胃ろうの使い途は、逆です。
延命治療のためではなく,食道を通して食事が取れるまでの措置。
回復したら,いつでも取ることが出来ます♪
でも、まだ現在ツレの胃ろうは取れていません。
次,退院後2回目の通院日にそれが取れるかどうか…。
それは医師の判断にかかっていますが、そもそもは、
ツレの体調の改善進度によるものでしょう。
祈るような思いでおります。
喉も穴が塞がって、胃ろうから卒業出来ないと,
シャワーだけの生活を強いられ、本人も,
浴槽に浸かりたいとつぶやいています…★
夏の暑さがあるから,よけいシャワーだけというのはつらいでしょう。
胃ろうのプラスチックの器具も浮き上がり易くなっていて,絆創膏テープで
新たに貼り直したり、一々毎回テープをそおっと剥がしたり…と、
かなり手間がかかっていて、そういう面倒なことも、
胃ろうが外れれば万事,解消出来ます。
3つ目。
食道の機能がイマイチなんです。
食事も,胃ろうと同時に進めています。
胃ろうの栄養食は、減らしています。
しかし、食道がたまに言うことを聞いてくれないことがあり、
逆流じゃないですが、飲込み機能がフリーズしたり、
どうしても、流れてくれないようなことが起きてしまい、
途中で,食事を中断せざるを得ないことがままあります。
これが何なのか,食道が時々狭まったり、
癒着はないのか等々を調べるため、カメラを通しての検査や、
バルーンを通すというのが、次回の診療の中にあります。
ですから、次回は退院直後の初回診療より,
重要なことがいろいろと満載です。
この結果,進展してくれることを…果報は寝て待つしかないですね^^;
よく寝る――質の良い睡眠をとることで,回復も早まることでしょう!
食道がんは男性が多いと聞きますが、女性でも有名な方など,
特にタバコやお酒好きな人が、目立つようです。
データとしても、示されています。
女性では最近は、秋野暢子さん。
彼女も、現在 ツレと同じような「寛解」の段階で、
完全回復・完治ではありません。
要注意の状態です。
まさに,いつまた転移などがあるかも知れないし、
悪化する可能性も、否めません。
でも,前向きに明るく生きている点で、
彼女には敬意を表します。
5年経った後も,上記のようなマイナスの要因は否定出来ない場合もあり、
本当に気の許せない状態が、続くみたいですよね。
それでも,「がんと上手く付き合う」という姿勢が肝要でしょう。
2人に1人が、がんのリスクを負う時代なのですから——。
どうか食道がんの告知を受けた方に,この記事がお役に立ちますように…★
そして、わたしもがん患者としてのつれあいに向き合う
初のチャレンジと言うことで,気持ちをあらたに過ごしています!
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