"好き＝あいらぶ”なコトだけを語る「あいらバー」で出会った、さまざまな”らぶ”の視点
年齢や肩書、所属、役割は脱ぎ去って、お互いの「これ大好き！」という「あいらぶ」なコト・モノだけで繋がるBar「あいらバー」。
おせっかい社かけるの秘密基地「あいらぶ♨」で、毎週金曜夜にオープンしている、秘密のBarです。
オープンしてから1ヶ月半、毎週じょもろいオトナたち（時々、ティーンエイジャーたち）が、”好き”を片手に携えて、やってきます。
よく考えてみれば、所属も肩書は明かさず、純粋に好きなことだけ、を話すことは、普段なかなかない。
でも、”これ好き!”というパワーはやっぱりすごく強いから、ふだんの役割などを明かさなくても、話している中で新しい発見や気付きがあったり、深い話になったり、爆笑とうなずき続きだったり、と、毎回とても盛り上がって愉しい時間になっています。
今回は、どんな”あいらぶ”がこの場で話されているのか、最近のあいらバーの様子を、まとめてお届けしてみたいと思います^^
ジャズらぶ！
「ジャズで涙は流しても泣いてはいけない」という名言をもつ十三（あいらぶ♨でのあだ名。以下、すべてあだ名で記載します）をマスターに迎え、
バンドをやってる人、ロックが好きな人、と、音楽好きなみなさんが集まった会。ジャズはとっても奥深いので、さわりのジャズが中心となりましたが、良い音楽をたくさん聴いてほくほくしました。
音楽にまつわって、こんなあいらぶたちが出ました。
♡ビクトロン
電子オルガンの一種。でもエレクトーンとは一緒にしないでほしい性能とのこと
♡ディズニーのジャズver.
結局かっこいい。
♡エラ・フィッツジェラルドによるビートルズのジャズ版カバー
結局かっこいい。ソウルのアレサ・フランクリンによるカバーとはやっぱり違う・・ソウルとジャズの違いに関する話が深おもしろかったです
今度は実際にレコードをかけてやってみよう！とも盛り上がりました。
ファッションらぶ！
服飾デザインも手掛けるコロと、イラストを描くマエストロの観点を中心に、あいらぶを聞いた会。共通のあいらぶも見えて、ファッションもイラストも、個人的にはふだん接しない世界だからこそ、あたらしい観点がとてもおもしろかったです。
例えば、
♡人間観察
特に、人間の骨格と筋肉の観察。それが服のデザインやイラストの上手さにつながる。癖や仕草から、職業やどんな性格の人か、などを推測するのも鍛えられるし楽しい。探偵みたいですごい！
♡自然の色、形
人間が造ったものは、絶対に自然には勝てない。でもなるべくリアルに描きたい、いいものを追求したい。だから自然の造形や色もたくさん観察する。
その他にも、あいらぶな漫画の話にもなり、それぞれだけでも何杯もメシが食えそうなので、ここでは省きます（笑）
ジョジョらぶっ！
荒木飛呂彦先生の名作漫画『ジョジョの奇妙な冒険』。わたしたちの周りにはこれを大好きな人がとても多く、満を持して（？）ジョジョナイトが執り行われました。
大人気ないオトナたちの止まらないJOJO愛と解説。
それに対してすばらしい理解力を発揮する女子高生。
ロハンが持ってきてくれた、昨年の荒木飛呂彦原画展画集をみんなで見入ったり。
他にも、バッハらぶ、馬らぶなどを聞き、
最後は女性と社会構造、みたいな深い話もしたり。
終わった後、この日来てくれたティーンエイジャーから、こんな感想をいただきました。
社会的な肩書や役割、年齢などを置いて大人の方と語り合う時間は、考えてみると今回が初めての経験だったのではないかと思います...
そしてわたしは、こういった場で大人気ない大人の方と出会えることに魅力を感じました。
課外活動で学校外に出た時の出会いは、どうしても肩書・年齢などのフィルターがかかってしまって、その人自身をしっかりと見ることができていないように感じる場面もあるので、今回のような場は、その人が何を感じてどう考えているのか、といったその人自身を見られるな、と思いました」
じゃないほう湯沢らぶっ！
この日は、秋田の湯沢から、かけるの杜氏でもあるトメさんが来ていたので、秋田・湯沢の魅力を、
その弟子・花道から、湯沢の日本酒の魅力を、お披露目しました。
以前いっしょに湯沢になべっこ遠足に行ったなっすーと大将も、
その時をきっかけに湯沢らぶになってくれたので、また来て語らったり、
かたや、こっちではじぶんが好きになった地域で仕掛けることに魅力を感じて、熱海でインターンをしていた金づると、今湯沢でインターンしている花道が語っていたり、
あっちではティーンエイジャーから兄貴勢まで、好きな音楽を語ったり（椎名林檎から中島みゆき、そして元祖セクシーボイス・『魂を抱いてくれ』の氷室涼介まで）
と、とてもにぎやかな夜でした。
（トメさん達が湯沢から差し入れに持ってきてくれた、湯沢の美味しすぎる日本酒たち）
主客一体らぶ！（カレーと民藝と恋愛とわたし）
この日のあいらバーは、「カレーと民藝と恋愛とわたし」と、ややカオスめ、でも予想を違わぬナナメウエの面白い夜!
（蓋を開けてみたら、釣りらぶも複数名いて、「カレーと民藝と恋愛と釣りとわたし」になった笑）
会の中盤、民藝に詳しいキャプテンが、
「おれさ、今日のお題とみんなが好きなこと聞いてて、民藝とカレーと恋愛と釣りに共通するコト、考えてきたんだよね」
と、おもむろに口を開きました。
それが、「わたしとあなたは一体である」という、仏教で言うところの主客一体観だ、と。
ここから、テクノロジーとAIの発展から考える「創造する喜び」の話になり、いや～思考が進んでおもしろかった～
結局、こういうマジメな話も大好きだから、
今回のあいらバーでの話をまた帰ってからも考えられたりして、
よき時間となりました!
（カレーが大好きなテンが差し入れに作ってきてくれた、チキンとスパイスを付けたもの。ものすごく美味しかった!!）
他にも、これだけではくくれないお話がいっぱい出てきています。
あいらぶなことについて話していると、興味関心が思わぬところで繋がっていることがわかって、好きなことをどんどん醸していく「あいら部」も、生まれてきています。
（例えば、実際にスタイリングをやってみるファッションら部、カレーのレシピと美味しさを追求し合って振る舞うカレーら部、など）
こうして、あいらバーから、”好き!”から生まれるじょもろいコトがどんどん始まっていったら楽しいな、と思っています。
みなさんの”あいらぶ”も、ぜひ聞かせてください！^^
