桃の節句に「春おせち」作り
日本の四季を彩る代表的な節句を五節句といいます。
一月七日(七草の節句)三月三日(桃の節句)五月五日(端午の節句)七月七日(笹竹の節句)九月九日(菊の節句)
かつてはその時々の食材を使い、おせちを作っていました。
三月三日はちらし寿司や菱餅などを食べて子どもの健康を願った宴を催します。
今回は三月三日に春のおせちを作ってみました。
前回の春おせちはこちら
今年は「シンプルで日常に取り入れやすく」をコンセプトに
簡単ながら華やかな印象になるように意識しました。
[品書き]
ちらし寿司
はまぐりの酒蒸し
茶碗蒸し
雛あられ
お重に酢飯を詰め、その上にしいたけの佃煮を。
茶色のしいたけは地面を表し、雪解けの地面から色とりどりの花が芽吹くイメージで。
その上に錦糸卵を敷き詰め、買ってきた刺身のサクを乱切りにしてランダムに並べると、それだけで食卓が華やぐ。
均等でもランダムでも、並べていけば良い感じに見えるので、盛り付けに自信がない方にもオススメ。
節句に食べるちらし寿司は春の訪れを感じられるような見た目が良い。
茶碗蒸しやはまぐりを使った一品料理を添えると、さらに節句のおせち感が出る。めんどうな時は春の具材を使った、ちょっと贅沢なインスタントの汁物を添える。インスタントでも気持ちが整うのは不思議だ。
決して無理せずに継続する。
がんばりすぎず「ただ続けるだけでも力になる」と、おせちが私に教えてくれた。