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「きっかけづくり」だけで意味あるの?
「何かのきっかけにしてもらえたら嬉しいです!」
「いわば、種まきですね!」
こんな言い方で意味づけされた場が数多くあります。要するに「きっかけづくり」ということなのですが、それで本当に意味があるのでしょうか?
種まきして放置じゃダメだよね
「心に種をまいています」
なんて言われると、なんだかとっても素敵なことみたいです。でも、種をまいたらお水をあげたり、弱いうちは周りの草を倒したり、育てるために必要なことはたくさんあります。
もちろん、種まきやきっかけづくりには、一定の価値があります。でも、マンションの窓を開けて種を放り出すだけでは、意味がないことも事実です。
もし「きっかけづくり」をするなら、ネクストステップとしての受け皿も、ワンセットで設計する必要があるということになります。
入門編やきっかけづくりの場が飽和している
僕がお手伝いする機会の多い「地域づくり」の現場では、こうした「きっかけづくり」や「入門編」が溢れています。もちろん理由は「そうした機会が必要だから」なのですが、それだけではありません。
それは、入門編やきっかけづくりの場は、開催がイージーだからです。
集まる人はいわば初心者ですから、突っ込んだことを尋ねられたり、高い要求にさらされたりする機会も少ないです。そして「まずはきっかけづくりですよね」と言うことでお茶を濁せてしまいます。
でも、先ほど書いたように、きっかけをつくるなら、「その次」が必要です。次が用意されたきっかけの場は、とてもいきいきとした場になります。良い意味でのドキドキ感も味わえます。
ぜひ、トータルで設計して取り組んでみてください。
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