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40代になり自分が「かわいいもの好き」だと気付いた話

僕にとってのかわいいもの…それは例えばリラックマ。ミニオン。チェブラーシカ…。挙げていけばまだまだ出てくるけれど、心の底からそういうかわいいものが大好きです。でも、これに気付いたのは40代になってから。なぜこんなに時間がかかったのか考えてみました。

残留していた「男の子はこうあるべき」

かわいいものが大好きです。

でも、それに気付くまでだいぶかかりました。たぶん、ずいぶん前からかわいいもの好きだったはずですが、それを自覚したのは40代になってからでした。

なぜそんなに時間がかかったんだろう?

そう自問すると、じわじわと思い浮かぶ理由がありました。それは「男の子らしくないから」です。ジェンダー云々ではなく、「その人らしさ」をさらに外側から規定する「男らしさ」「女らしさ」なんていう概念はくだらないと考えて生きてきましたが、それでも僕の心の奥深くに、

「かわいいもの? そんなの女の子のものだろ?」

という思いが残留していたのだと思います。

鳩サブレーはノールックで割って食べていた

リラックマチーズケーキって知っていますか?

知らない人は検索してみてください。もう、あのかわいいリラックマの顔が、そのままホールの丸いケーキになっているんです。

「わーかわいい!」

とか言って食べる人の気が知れません。だって、食べるには、そのかわいい顔をナイフで…!!!

ないですねー。そうまでして食べたくないっていうか、一体このケーキは何を目指してつくられたものなんだろうと疑問ですよ。

思えば、鳩サブレー(おいしいですよね)も、子どもの頃からかすかな抵抗感を覚えつつ食べていました。しっぽから食べたり、ノールックで袋のなかで割ってから取り出して、

「え? 鳩じゃないよ?」

みたいにして食べていました。

自分のことってなかなか分からない

自分の内側を丁寧に見つめて生きてきました。僕くらい、自分はいま何を感じているのかなと内省しながら生きている人、そうそういないと思います。

それでも、「かわいいもの大好き♪」というのを、長年見落とし続けてきました。ようこそ、かわいいもの好きの自分。

自分のことってなかなか分からない。でも、「わ、自分ってこうなんだ!」って分かるのって、楽しいことですよね。

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長田英史(おさだてるちか) / NOT SHIP
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