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お気に入りのノートを個人オフィスにする

25年前、学生をやりながらいまの団体を立ち上げました。経験も実績もありませんし、もちろんオフィスもありませんでした。でも、ずっと使っていたお気に入りのノートがあり、そのノートを開けば、そこはたちまち僕の個人事務所になりました。

オフィスとは施設ではなく機能

オフィスとは、施設ではなく機能です。

別にテナントに入らなくても、オフィスで行われるべきことがやれるなら、自宅でも、カフェでも、どこでもオフィスになります。僕の場合、その場がオフィスになるのは、一冊のノートを開いて、その前に座ることでした。

TS社のY-60というノートを、長年使っていました。透かしの入った書きやすい用紙が使われていて、絶妙な大きさでした。このノートはまさしく僕の相棒であり、思考の道具であり、個人事務所であり、道なき道を進むためのベースキャンプでした。

何でも一冊のノートに投げ込む

考えをまとめるとき、具体的な計画を立てるとき、学んだことや知ったことをまとめたりするとき、何でもそのノートに書きました。

1テーマ1ページで、余白があってもそのままにしておきました。思考の道具ですから、本当に様々なことが書き込まれますが、時系列でまとまっているので、その時期に自分がかかわっていたことが全て分かります。

物事が形になるとき、最初のうちは内的プロセスが中心にになります。外界が変わらないため、外からは見えませんし、自分でも「自分は本当に前進してているのだろうか」と不安になります。

でも、ノートを開けば、少なくとも自分だけは、自分が前に進んでいることを実感することが出来ました。自分で自分を励ませたのです。

まずはお気に入りのノートを見つけて

自分の進みたい道があるのなら、あるいはそれを模索したいのなら、そのための場が必要です。「自分会議」みたいな場が必要です。

難しく考えなくても、一冊の専用のノートを用意し、それに定期的に向き合うことからも始められます。なんかそういうのいいかも…と思った方におすすめしたいのは、お気に入りのノートを手に入れることです。開くだけで気持ちの上がる、良いノートを探してください。

僕が使っていたY-60は、比較的高価なノートでしたが、構わずにガンガン使っていました。大切なものですから、妥協しませんでした。このノートは絶版となって、紙そのものがもう作られなくなり、入手することが出来なくなってしまいました。それ以来、「これ!」というノートに出会えません。

いまはオフィスがありますし、デジタルデバイスにも囲まれています。でも、やっぱり紙がほしくてA4用紙なんかを使っています。ノートの代わりに、こんな専用のケースに用紙が待機しています。

あなたの気持ちを上げてくれ、あなたを後押ししてくれる。そんなお気に入りのノートが見つかりますように!

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長田英史(おさだてるちか) / NOT SHIP
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