あの人を変えたい!と思ったら
人の言動や性格を変えたいと思うことがあります。でも、善意であれ悪意であれ、そういう願いを持っても大抵はうまくいきません。他人をコントロールすることは出来ないからです。では、どう考えてどう行動すればいいのでしょうか。
文句は言ってもいい
僕は原則として「文句は言ってもいい」と考えています。いくら他人を思うようにコントロール出来ないからといって、不都合があったり、フェアでないと思うようなことがあれば、文句を言うべきです。
もちろん、状況や相手によってはそれが出来ない場合があることも承知していますが、単なる心理的なハードルだけなら、それを越えて文句を言ってみるというのもひとつの選択です。
自分がどんな風に困っていてどう変えてほしいかは伝えないと相手は分かりませんし、もしそれで対応してくれたら、ラッキーですし、相手との関係性だって変わるかもしれません。
相手のことばかり考えるとエネルギーが流出する
自分にとってとても困ったことをやり続けるのに、文句を言っても全然取り合ってもらえない。最悪ですよね(でもそういうことってありますよね)。
そんなときに、相手のことばかり考えてしまうと、どんどんエネルギーが流出して、疲れ切ってしまいます。こう言ってはあれですが、恋している人と同じで、相手に囚われてしまうのです。
こうなると、機嫌も悪くなりますし、機嫌が悪いと周囲ともうまくいかず、悪循環に陥ってしまいます。問題に感情的に反応しつづける状態にずっと身を置くのは、とても過酷なことなのです。
相手との関係を続けるのか否か
そんなときは「もう打つ手がない!」という気持ちになりますが、最終的な選択肢はこちらが握っていることを、忘れてはいけません。
それは、相手との関係性を切ることです。
この先も我慢を重ねてその関係を続けるのか、それと引き換えに得られるものは妥当なのか、そこを整理する必要があります。避けるべきことは、こうした根本的な意志決定をせずに、相手との暗い感情的なつながりを維持し続け、相手が変わることを期待し続けることです。
だれかに期待されてもあなたが変わらないように、相手もこちらの期待では変わりません。他人はコントロール出来ない、相手は相手の好きなように生きる権利があります。
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