準備不足は行動力では補えない
場づくりの専門家として言わせていただくと、世の中のうまくいっていない場のうまくいっていない原因は、大抵は準備不足です。行動力とか決断力とかも大切ですが、準備不足による悪影響は、そういうものでは補えません。
世の中の場の多くは準備不足
良い場にしたいなら、良い準備をしなくてはなりません。
すごく良い準備期間を過ごし、準備が完了したら、当日はオートマチックに良い場になります。あまりにも単純な話なのですが、それでも「大物を呼ぶ」とか「かわいく装飾する」とか、当日の工夫で良い場に出来ると考えている人が、本当に多いのです。
成果を上げるには、相応の準備が必要です。いくら能力の高い人たちであっても、それを発揮する猶予（準備期間）が与えられなければ意味がありません。
色々始めるのに形にならない人
この話は、組織だけでなく、個人にもそのまま当てはまります。
しょっちゅう新しい何かをスタートさせているけれど、どれも形にならないで終わっている人っていますよね。そういう人のSNSには「始めました！」という話ばかりで、成果報告がありません。
即決してロケットスタート！ そんな動きは気持ちも上がります。勢いも大事です。でも、行動力だけでは成果に結びつきません。準備不足は行動力では補えないからです。
別に「急がば回れ」とか「じっくり時間をかけて」という話ではなく、「相応の時間をかけて、エネルギーを注ぎ込む」ことが必要なのです。
準備不足は単に準備を甘く見ている場合もありますが、段取りが立てられない人によく見られます。そんな人は、一人だけでやらずに、段取り上手な仲間を見つけられるといいですね。
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