書くことで自分と出会える!「4行日記」の書き方
僕は、長い期間にわたって「4行日記」をつけていました。どんな1日でも4行で書くというとてもシンプルな日記の記述方法ですが、ちょっと続けると「自分」という存在と出会えます。
自分と自分の暮らしを俯瞰で眺められる
「4行日記」を教えてくれたのは、津村喬さんです。鳥山敏子さんの「賢治の学校」で出会い、れんげ舎の立ち上げに必要な多くを学びました。その後も、晩年まで20年余り、色々な形でお世話になり、さらに多くを学びました。
「4行日記」を書くと、きょうの自分、きのうの自分、1週間前の自分、2週間前の自分、1ヶ月前の自分…という具合に、その時々の自分が簡単に把握できます。書いてあることはたった4行でも、自分自身のことですから、読み返すとその時の「感じ」だとか「空気感」だとか「リアリティ」だとか、そういったものを思い出すことが出来ます。
自分の調子の上がり下がりも俯瞰で見えますし、その時々に何を信じ、何に楽観し、何に悲観していたのかが分かります。それはつまり、客観的に自分自身と直面することが出来るということです。
効用としては、問題の渦中にいて焦りが出てきても、「以前もこういうパターンで焦ったけど、あの1週間後にはもう忘れていた」みたいに考えることが出来るようになり、自分らしく生活する力が向上します。
「4行日記」の書き方
それでは、「4行日記」の書き方を紹介します。
1日あたり大学ノート4行で書く(デジタルの場合も分量はそれくらい)
何もない1日も濃密な1日も、必ず4行で書く
毎日書く(3〜4日分なら後日まとめて書いてもOK)
これだけです。
ずっと家でNetflixをみていただけ…みたいな1日でも4行。波瀾万丈で人生の転機になったような1日も4行。これだけはおさえてください。
こうすることで、主観に左右されず客観的に1日1日の流れをとらえることが出来る記述となります。もし、長文の日記を書きたくなったら、「4行日記」はそれとして必ず書いて、それとは別に「長文編」を書きます。
毎日を4行で記述していると、とてもよい文章修行にもなりますし、だんだん客観的な視座を獲得出来ます。せっかく書くんだから、もっと人にも読んで欲しいという方は、下記サークルがおすすめです。