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活発に発言すればいいわけではない
会議で活発に発言していても、推進力になる人と重石になる人がいます。何がそこを分けるのでしょうか。
授業で活発に発言するけど考えていない子
授業参観で「活発に発言する子」と「ずっと黙っている子」がいたとします。どちらの子が、授業に集中していると思いますか?
もちろん、これだけでは分かりませんよね。分かりませんが、活発に発言している様子から、「色々考えているから発言しているんだ」と言える一方で、「深く考えているからこそ、黙っているんだ」という判断だって成り立ちます。両方あるのです。
「活発に発言している」という表面的な様子だけでは、本当の意味で積極的に授業に臨んでいるかどうかは分かりません。
発言が多いのに進まない会議
会議など目的を持った話し合いで、多くの発言が出ているのにいっこうに進まないことがあります。まったく関係ない話をしているのなら論外ですが、関係する話なのに進まないことがあるのです。
テーマに関することを話しているのに進まないのは、話し手が「発言する」ということで満足しており、「ゴールに近づこう」「この場で意志決定まで辿り着こう」という考えが念頭にないからです。ちょっと見ると「話し合っている」という雰囲気ですが、中身は世間話と大差ありません。
推進力になる人・重石になる人
話し合いの場で、ずっと沈黙していては、参加しているとは言えません。話し合いの場で貢献するためには、発言しなくてはなりません。
でも、発言していても、「推進力になる人がいる」一方で、「重石になる人」もいます。その差は、「ゴールに辿り着くために話しているかどうか」の一点にあります。
悪気はなくても、「何のために話しているのか」をキープ出来ていない人がいると、そういう人が発言すればするほど、議論は前に進まなくなります。その場に集中しているか否かということなのですが、普段の生き方や立ち方が反映している場合もあります。
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