混乱しちゃった
特定の読者を想定して文章を構築することで読まれる機会を得る。やはり狙いを定めることが賢いらしい。まったくもって同感だ。あたしの筆の迷いはそこにある。あたしにはいま文章を読ませたい人間がいない。もちろん「わからせ」の手段としての文章はルドヴィコ療法みたく目ん玉とおりこして脳の大切なとこに焼き付けてやりたいけど。物申しなんてほんとはやりたくないんだよ。そんな自分の価値を下げる真似は。
基本的には多角的な視点を持つことができる。と思っていた。でも残念ながらそれはあたしの能力ではなかった。いろんなひとの立場にたてるのではなく、受け取った情報の整理が追いつかないうちに、相手の感情まで自分の感情であるかのように混同していただけだった。
もともと文章を書くことの目的は、自分の心象風景を表現することだった。自分……なのか誰なのかはわからないけれど、心の中にある映像をスケッチしたかった。その日の朝にみた夢でも良く。あたしはよく非現実的な夢をみる。夢の内容はさておき、ひとはみんな学校や会社以外の、なにか象徴的な夢をみたことがあるはずで、あたしもそれをしばしば夢でみたり、その類の映像が起きている最中に頭に流れたりした。かわいく言えば、電波を受信していた。実際にはそんな特別な何かではなく、先に書いたように受け取った情報の整理が追いついていないまま頭にあるため、それらが何かの拍子に映像として引き出されることがあるんだと思う。それを表現するのにふさわしい手段は詩作だった。今もそう思う。短歌を詠むか!と思い立ったが、思い立って行うことではなかった。なんでTwitterで生きているのに短歌のリズムが苦手なのかと、ふと不思議に思ったが、むしろひとを短歌から遠ざけるのはTwitterかもしれないね。わからない。何もわからないけど、即座にとんでくる匿名でない相手からのレスポンスはあたしを不自由にさせるってそれはすごい確かなことだな。とにかくあたしは自分に流れ込む情報の複合した映像を書き表し、その明瞭さが上がっていく様を楽しみたい。描写する対象がかわっても、例えば日々のnoteのようなものでも、書き記し、何か自分に変化が起こるか見守りたい。実験したい。自分を観察したい。
ねえ、ここまで書いてあきちゃったな。力尽きちゃったな。端的に言えばまあいつものごとく、自分の信条をかたくすることに重きを置いた人間だって長々と書いただけで。そこにプラスしてあるのが、実は不特定の匿名の複数だけど少数のひとがあたしの文を読んでぴかっときらっとするような場がほしいってことだったんだ。もう、文章というかぼんやりした今後むかっていく方向のことで。返されることの無い恩を少しずつ売り回って歩きたいんだろうね。あなたの文を読んで救われましたって熱弁されたいわけじゃなくて。あたしがこの本を読んで確実に救われているけど熱くひとに勧めるわけではないのと同じで。結局あたしみたいな読者がほしいって自分で思ってるだけのことかもしれないな(笑)辞めたバイト先のひとの言葉が一生心に残っているけど今度ごはん行きましょうと言われても断るし。そう思い思われていたいのかな。かなしくもつらくもさみしくもないけどこれは強がりじゃなくて、世にある感情の枠に適当に当てはめるのも甘えだと思うからしたくないだけ。いや、甘えたくない≒強がりなのか?←違いますそれは女性は守ってあげなくちゃいけないものだってエロゲ騎士脳になっちゃってる終わりオタクくんの都合のいい妄想……女性の脳に欠陥はありますが欠陥箇所そこではないので、患部ではないところを撫で回す小汚い手はしまったほうがよいのです。
はわ、気づいたらまた整合性も確かめず言葉遊びをし妄想の敵に向かって物申してしまっていた……結局、場を整えたいなって思ったんだ。ターゲットをしぼって文章を書くことも、界隈で流行っている言語を使うことも、Twitterのbioでちゃんと自己紹介することも、したくないあたしが、いい感じに共鳴できる子と文を読み合いっ子できるような場をなんとか整えられないかなって。おともだちを見つける手っ取り早い手段はわかってるけど、信条に反するからできないんだ。それに簡単な検索で見つかるようなどこかの界隈に属した人間にどうしても嫉妬しちゃうから。ともだちの作り方知ってるやつとともだちになれないなと思っちゃうんだ……もうだめだ。ね、この、あたしが読んだ本の話だけど。お話の中でさえ共鳴するふたつの魂が出会うのは簡単じゃなかったよ。あ……でも本当にわかりあえるともだちがいないわけじゃなくて、なんであたしが困ってるかって、新しくほしいのはともだちじゃなくて読者だった……から……だ…………なんか文章うってるうちにともだちほしいと思ってたわ……
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