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方法としての面接①

プロロゴスの山崎先生がYouTubeライブで紹介されたのをきっかけに読み始めたのがこちら。


とにかく、分厚さがない。コレがこの本の第一印象。だから、カバンに入れといてちょっとした空き時間に読む事むも出来てしまう。

長く良書として多くの人に読まれている本としても紹介されてました。


読書記録をなぜ書くか?

試験をきっかけに本を本当にたくさん読むようになった。
学ぶ事・知らない事を知ることの悦び、知的好奇心を刺激されることの面白さを体感した。

が、

読んだ内容を忘れてしまう。
せっかく読んだのにもったいない。なので、見える形で残していくことにする。


面接ってどんな場所?

仕事の中でクライエントと面接する。自分とにかく、アレ聴かなきゃ。コレ聴かなきゃって自分(一人称)視点で考えるのが精一杯。 

自分も初対面の人に会うのでどんな人なんだろうと不安に思う。

けど、それ以上にクライエントはこれから会う人はどんな人?医師?看護師?‥それ以外の人?
どんな事を聴かれるんだろ?
こんな事を思いながら、でもいきなりは自分の感情を出せないからちょっと様子を伺いながら話し始める。

自分が風邪引いて初めて見てもらう病院に行った時、どんな事を思うかなと考えたら↑な感じ。


冒頭の複数の章に渡って書かれているのは、クライエントと援助者がそれぞれ出会う場である面接の場に至るまでの過程においての心の動き。

面接の場だけじゃなくて、既にその場に辿り着くまでにも双方の心のやり取りが始まっていて大きな影響がある。

今までに面接についてのワークショップを受けた事もあったけど、ここまで面接前の事を意識した事なかったなぁ。


「わかる」ということ

この本の中で一番惹かれたのは以下の部分

わかるという事は、馴染みがあるという事。

わからないという事は、馴染みがないという事

わかる・わからないの言葉自体は日常の生活の中で自分は当たり前に使っている。
実際、使っている人は多くいると思う。
(自分、使わない‼︎って人の方が少数派だろうけど)

しかし、その区別は感覚的なものでありなんとなく「わかる」「わからない」と使っていた。
さらに、「わかる」「わからない」を掘り下げていくと

わかる=区別が明らかになる

わからない=区別が明らかでない

という意味も日本語はあるそうだ。

へぇ〜、って言葉しか出てこない。
(間抜けな感じで、すみません)

自分が今まで感覚として区別していたものを、言語化されたものに触れて感じることはすごく深い感情が内包されてるという事。

これに実体験が加わって言葉のやり取りを行った時、相手が「わかる」「わからない」の深い部分まで理解してないかもしれない。
けど、簡単にこの言葉を使っていくと「つもり」で相手を傷つけてしまう。特にクライエントとの関係性は非常に繊細なもの。
何気なく使っていた言葉が、実はすごく怖い言葉だと今まで持っていなかった印象を持つ事になった。

(以後、読みながら書き足していきます)

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