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道南一人旅旅行記③ 札幌から函館へ

旅の2日目。カーテンを開けると眩しい光がふりそそぐ。フロント階でブッフェの朝食。札幌らしい料理が並ぶ中、スープカレーがあった。札幌グルメの中で、滞在中に食べられない料理として落選した品だ。ちなみに寿司、ラーメン、ジンギスカンは外せない料理だったので、このブッフェでスープカレーに出会えたのは嬉しい。ただ、本当のスープカレーは焼き野菜が入っていたりするので、次回に来た時の宿題としよう。

ホテルのブッフェ朝食

札幌を歩きまくる

チェックアウトをし、荷物をクロークに預ける。ここを拠点として前日同様、歩きまくる予定だ。

まだ眠るラーメン横丁

ラーメン横丁を通り過ぎ二条市場へ向う。

二条市場

外国人を含む観光客で賑わう各店舗。

たくさんの観光客で賑わう

その場でマグロや貝類を捌いて食べさせてくれるお店で大好きな厚岸の牡蠣、マルえもんを見つけた。Mサイズ220円を3つ頼みペロッと。旨い。厚岸牡蠣はひと味違う。

厚岸牡蠣マルえもん
さっぽろテレビ塔

さっぽろテレビ塔の真下から大通会場へ向かう道すがら、飲食店向けのワイン試飲会見つけた。

ワインの試飲会

口の中にはまだ牡蠣の余韻が残っていた。白ワインが飲みたい!と思っていたのでニンマリ。小さなプラカップでの試飲だが、3種類飲ませてもらい、名刺交換した。

美味しいワインたち

昼間の雪まつり大通会場。じっくり見て回る。夜の華やかさ、太陽に照らされた真っ白な雪像たち。どっちも楽しめて大満足で会場を後にする。

鬼滅の刃 ねずこ
オータニさん!!

大好きな映画「探偵はBARにいる」でバーマン役の俳優さんが実際に営業している「SAKE BAR ニューかまえ」さん。オーブンと同時に入店する。ウイスキーをロックでもらう。

SAKE BAR ニューかまえ

マスターとの会話は、大泉洋さんや大島渚監督のことなど、映画に対する想い、思い出話、同じ飲食店経営者として、ここ数年大変な中で営業したことなど、話し合うことが出来た。昼間の限られた時間、今度はゆっくり夜に来てみたい。

俳優兼バーのマスター
ファンの方作ってくれたコースターとマスターの名刺

そして昼食。ジンギスカンが食べたいと事前にいくつかピックアップしていたお店の中から今回行くお店、「士別バーベキュー」に決めた。

士別バーベキュー

ここ狸小路にある士別バーベキューは網焼きジンギスカン。上質なサフォークの色んな部位を楽しめるお店だ。そしてここを選んだ理由は、平日ならでは、一人でも色んな部位のお肉が少量から楽しめるランチがあるからだ。

北海道産サフォーク炭焼きセット

朝からワイン、ウイスキーと飲んできて、ここではラム肉にサッポロクラシックで決まり。モモ、ロイン、カルビと一枚一枚焼いていく。そしてグビッと。

やっぱりサッポロクラシック

この組み合わせは間違いない。あくまでも定食なので当然ライスも付く。ライスだって美味しいおつまみ状態。そして追加するお肉もハーフサイズで楽しめるから一人旅にはもってこいだ。

追加で肩ロースとショルダー

ハスカップサワーに芋焼酎水割りと美味しいラム肉にグビグビ。

ちょっと甘めのハスカップサワー
羊に型どられた人参

美味しいラム肉を食べて表に出ると、真隣にラーメン屋さんを発見。看板には塩・醤油500円の文字に誘惑される。「らーめんサッポロ赤星」。

らーめんサッポロ赤星

元気なお姉さまたちが営業しているとっても活気のあるお店で、醤油らーめんを注文。中細麺にとんこつ醤油スープ。磯の香り沢山の海苔がアクセント。これで500円でいいの?と思う美味しさだった。

醤油らーめん

前日深夜にみそ、この日は醤油と来たら、明日は函館で塩だなぁと。
丘珠空港へ向かうまでまだ時間はある。車からしか見たことがない旧道庁へ向う。するとリニューアル工事と言うことですっぽり壁で囲まれてしまって中が見られない。

リニューアル工事と!

でもその壁には旧道庁の絵が描かれていて、その努力に微笑んでしまった。この先完成後に見た時にきっと喜びも増すに違いない。

リニューアル工事も囲いに壁画は嬉しい

妻の勧めもあった雪印パーラーに向う。ショーケースには何十というパフェの食品サンプルが並ぶ。当初の予定では何かひとつパフェを食べてみようと思っていたのだが、先程のジンギスカンにらーめんをまだ消化していないので、ソフトクリームだけにした。ここや通販のみでしか食べられないスノーロイヤルと言う濃厚なアイスクリームもあったが、お値段にびっくりし、通販でお取り寄せして家族で楽しみたいと思った。

雪印パーラーにてソフトクリームを

札幌の観光を雪印パーラーで締めくくり、ホテルに戻る。
ちなみに札幌では最近、シメラー(締めラーメン)ではなく、締めパフェが流行っているらしい。

夜の〜函館〜霧がつらすぎる〜♫

見出しのこのタイトルは石原裕次郎さんの「北の旅人」より。函館へ向かうにはどうしても頭の中に流れる。
丘珠空港へアクセスは地下鉄東豊線で豊水すすきの駅から栄町駅まで行き、そこからはバスだ。出発ターミナルまで行くバスはそれぞれの飛行機の出発に合わせた一本のみの運行。地下鉄は7分間隔くらいで来るが、栄町駅に早く着いても困るし、遅く着いたら乗り遅れてタクシーを利用しなくてはならない。ホテルのフロントで少々時間調整。預けた荷物を受け取り、丘珠空港へと向かった。

東豊線豊水すすきの駅

丘珠空港。とても小さな空港だ。だがとてもホッとする。コンパクトにまとまった出発ロビーから雪の降る中、徒歩でプロペラ機へ向う。

雪の結晶が描かれたかわいいプロペラ機

18:45発のJAL2757便。札幌の夜景を楽しもうと左窓際に予約した席からはプロペラとともに雪降る札幌を眼下に眺め函館へと向かった。

眼下には札幌市内が

定刻通りに函館空港に到着。

函館空港

函館空港から函館駅へ向うリムジンバスの出発まで少々時間があったので、無人となった観光案内所でパンフレット収集。これから、そして翌日の情報収集は大事だ。湯の川温泉経由で函館駅に到着。

コンフォートホテル函館

この日泊まるコンフォートホテル函館に一旦荷物を預け、函館山へのルートの確認をすると、夜景を楽しんだ後、下山する最終のロープウェイに間に合うには20:30には乗り場に到着したい。フロント係は、それにはタクシー利用が一番と言う。路面電車で向かうには時間もかかるし、停留所からロープウェイ乗り場までの雪で覆われた歩道、長い坂道が待っているのでタクシーで行くのが正解だと。

函館山ロープウェイ乗り場

長崎稲佐山展望台へ向うロープウェイにひと月前に乗っている。景色が素晴らしいのはゴンドラ後方だ。私の前に乗車を並んで待っていた方々は皆、前方に陣取る。そこで私はニンマリ。後方中央部に陣取る。ロープウェイが出発し、函館の街並みが見えてくると、皆口々に「逆じゃん!」と。写真や画面でしか見たことのない夜景がまさに目の前に広がり始める。
稲佐山展望台からの夜景、JR札幌タワーからの夜景と続き、函館山の夜景を楽しむ。やっと念願が叶った。

函館山からの夜景

写真や動画、360度カメラTHETAでの撮影を楽しむ。あっと言う間の滞在20分。最終便で下山した。

函館山展望台の360度写真

ロープウェイ乗り場から函館駅へ向う路線バスもちょうど来ていて、乗車。
出発して直ぐに「ん?」と思いついてしまった。翌日再びここへ戻り、昼間の函館山を楽しんだ後、八幡坂からの海へ続く坂道、金森赤レンガ倉庫などを見る予定だが、今ならイルミネーションが照らされた景色だって楽しめるのではないかと。翌日の函館観光を目一杯楽しむなら、今のうちに見ておこうと決断。1つ目のバス停で下車する。
今、バスで下りてきた二十間坂を再び徒歩で登る。疲れている足腰。早めに気付けばとちょっと後悔。歩道はアイスバーン状態なので車道を歩かせてもらう。

二十間坂の街路樹が美しい
カトリック元町教会
函館ハリストス正教会
海へと続くような八幡坂

八幡坂へ到着。ライトアップされた美しい坂道だ。ゆっくりと下り金森赤レンガ倉庫を見て、この日の函館観光を終える。

金森赤レンガ倉庫

路面電車で函館駅へ。そしてチェックイン。

晩酌は下調べした「魚さんこ」へ。

函館 魚さんこ

ここの魅力は魚の刺身の種類。食べたことない魚や貝類が沢山ある。

圧巻のメニュー!

まずはどんこと生ニシンの刺身を注文。アサヒ黒生にお通しは煮物とお新香だ。

ちょっと黒ビールという気分

どんこは肝と一緒に食べるとまた格別。ニシンも生で食べられるのは北海道ならではだ。

どんこの刺身
生にしんの刺身

芋焼酎の水割り、お湯割りと楽しみながらのカスペ(エイ)の刺身もまた旨い。

キタアカリのじゃがバターとカスペの刺身

キタアカじゃがバターは塩辛を乗せて食べる北海道流がまた合う。グビグビいけちゃう。深酒もしたいが翌日の観光もあるのでここで締めをと思っていたら、隣のお客さんのところに野球のボールのようなまん丸のおにぎりが到着。お醤油を付け、岩のりを巻いたスタイルだ。私もたらこのおにぎりをオーダーする。

岩のりおにぎり たらこ

自分の店のおにぎりも板海苔にお醤油を付けて三角に握る。青森県出身の祖母から受け継いだスタイルなのだが、やはり「北」にルーツがあるのかも知れない。
お客さんが一旦ひけた時間にインドアストリートビューの撮影をさせてもらい、ホテルの部屋で汗を流し翌日の行動を練りながら眠りについた。

魚さんこのインドアストリートビュー


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