【作品紹介2】オタリア@江戸川区自然動物園
デジタル一眼レフを手に入れて間もなく、ビギナーズラックにもかかわらず、フォトコンテスト初応募で賞を頂いてしまった私。
さらに調子に乗って、応募できそうなフォトコンテストを探し始めました。
※初応募で入賞した記事はこちらです。
動物園で撮影していますので、動物関連のフォトコンテストが対象です。しかしながら、野生動物のみと限定されていることも多く、動物園での作品が応募できるフォトコンテストは意外と少なかったのです。
それなら動物園主催のフォトコンテストが一番応募しやすいはず…と調べてみると、関東では江戸川区自然動物園が毎年募集をしていました。審査員はなんと動物写真家の内山晟さんです。
ここならローテーションしている動物園の一つだし、ストックも多いし、もしかしたらまた入賞できるかも。そんな安易な気持ちでストックを探し、3点ほど応募してみたのです。
そして応募してから一月くらい経った頃、動物園から一通の封書が届きました。早速開封してみると、フォトコンテストの入賞通知でした。
「特別賞」
やったー!とガッツポーズをし、改めて通知を読んでみると、江戸川区内3箇所で作品展示があるとの事。これは見に行かなくては…と動物園での展示を見に行きました。
入賞作品には内山晟さんからのコメントが付いていました。私の作品にもコメントが付いており、有難く読ませて頂くと…そこには良いことは書かれていませんでした。
むしろダメなところを指摘されており、一瞬言葉を失いました。文言までは正確に憶えておりませんが、「後ろの被写体のヒレにピントが合ってしまっている…ピントは瞳に合わせるのが基本」という内容でした。
まさにその通り!ビギナーの私が、そんな細かいことまで意識して撮影しているはずもありません。目から鱗でした。そして、もっと重大なことに気が付いたのです。
フォトコンテストって、写真家の先生に自分の作品を見て頂く機会じゃん!
普通ならプロの先生に添削をお願いした場合、相応の金額を要します。
しかしこのコンテストは、一人何点でも応募可能で、審査料も無料。言うなれば無料の添削みたいなものです。これは本当に凄いことです。
入賞しなければコメントは頂けませんが、入賞という目的があれば必然的にモチベーションも上がります。結果として写真を続けることに繋がり、こうして私の勘違いは今も続いています。
この作品は、今見ると恥ずかしくなるほど反省点が多々ありますが、色々な気付きが得られた思い出の作品となりました。
【2015年】江戸川区自然動物園 動物フォトコンテスト:特別賞
撮影日:2015年10月18日
タイトル:はい、ポーズ
機材:キヤノンEOS 7D markⅡ EF100-400mm F4.5-5.6L