【作品紹介5】ニホンザル@八木山動物公園
フォトコンテスト選出作品の紹介5本目は、ニホンザルです。
関東の動物園を回り続け、未訪問の動物園に興味が湧き始めた2016年。連休を利用して、地方の動物園にも遠征を行うようになりました。
初めての遠征は東北で、9月に仙台~盛岡を一泊二日で回りました。初日は仙台の八木山動物公園です。
事前に園内マップを見て予習をして行ったものの、展示場の大きさ、光の状態、檻なのかガラスなのか等、詳細までは分からず、入園してからちょっと慌ててしまいました。
ここでのチャンスは今日一日だけ。限られた時間の中で、作品として残せる写真を撮らなければならない。そう考えると、焦ってしまったのです。
常にそういうプレッシャーを受け止めているプロって、やっぱり凄いなぁと改めて実感。
とりあえず1周回ろう!
そう気持ちを切り替えて歩き出すと、自然と焦りも消えて楽しさが湧いてきました。初めて見る展示場に、初対面の動物たち。すべてが新鮮でした。
3周ほど回り、それなりに撮れ高も稼げてきたので、そろそろポイントを絞って撮ることに。ニホンザルのサル山で、コザルが元気に動き回っていた事を思い出し、残りの2時間はここに費やし終えました。
遠征を終えた後日、八木山動物園でフォトコンテストの作品を募集している事を知りました。どうやら毎年開催されているようで、この時は28回目。
審査員は千坂コウイチロウさんでした。
ちょうど撮影を終えてきたばかりで、記憶も新鮮だったので、写真整理を兼ねて数枚応募してみました。
そして届いた結果は佳作。初訪問で選出されるとは思っていませんでしたが、こちらの作品が選ばれました。
【2016年】第28回八木山動物公園 動物写真コンクール
佳作
タイトル:母の愛
撮影機材:EOS 7D markⅡ EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ
一番時間を費やしたサル山でのワンシーンです。どこでも授乳はよく見られますが、コザルのために片方のお乳を用意している母親に、深い愛を感じた瞬間です。
初訪問、初応募、初選出。初めて尽くしでしたが、ちょっぴり写真家の気持ちになれた遠征でした。