【作品紹介13】ニホンザル@盛岡市動物公園
フォトコンテスト選出作品紹介13本目は、ニホンザルです。
ぼちぼちと遠征を始めた2016年。秋の連休を利用して、今度は東北地方(仙台~盛岡)へ行きました。本当は秋田も行ってみたかったのですが、時間と体力的に難しそうだったので、この時は断念しました。
初日に仙台の八木山動物公園を回り、盛岡へ移動して宿泊。翌日に盛岡市動物公園に行きました。
動物園へは、駅から岩手交通のバスに乗るのですが、ここで問題が発生。当時岩手交通のバスは、まだICカードに対応しておらず現金払いのみ。仕方なく整理券を取り乗車してビックリ!
てっきりSuicaが使えると思っていた私の財布には、小銭がほとんど無く、しかも千円札もありませんでした。両替機は千円札しか対応していないしどうしよう…無賃乗車ではないけど。
そんな心配をしながらバスに揺られていると、カーブを曲がる時に「ギィィー」と何かがきしむ音が聞こえました。
えっ、今の音バスからしたよ…。お金のことでちょっと動揺していたので、車両のことはよく確認していなかったのですが、改めて見ると車両はどこかのバス会社のお下がり。相当年季が入っていて、床が板張りの昭和のバスでした。なるほどね…。
それからもギィギィ音を出しながら、バスは市街地を抜け山の方へ。途中道にはみ出している枝がありましたが、避けることなく豪快にバキッとなぎ倒して通過。なんだか野生動物を探して走る車に乗ったような気分になり、ちょっと面白かったです。
そして動物園に到着。心配していたお金は、運転手さんが両替してくれて一安心。動物園は山が切り開かれた素敵な園でした。
坂道を下り入園すると、すぐにサル山がありました。そしてそこには、今年産まれたであろうたくさんの赤ちゃんが!他はまだ見ていないのに、もうこの光景だけで大満足でした。
その後何周か回りましたが、結局一番時間を費やしたのがサル山で、赤ちゃんの写真をたくさん撮りました。そして、その赤ちゃんの写真を、毎回参加しているJAPAN PHOTOコンテストに応募。
こちらの作品が佳作に選出されました。
ママから離れてしまった赤ちゃんが、手を開いて必死に戻る様が可愛いと思い選んだ一枚です。
審査員は今回も増田勝正さんでしたが、またしても賞まで到達できず、コメントはお預け。でも、教えを守って「枚数を撮り続けていること」はお伝えできたかなと思っています。