お産を女性の手に取りもどすネットワーク

2024年8月「出産経験を未来につなぐアンケート」を実施。ここでは、アンケートの自由記述欄に記入された言葉を、分野別にゆるりとわけて掲載しています。（11/7現在、3940件の90％掲載完了、9～10月記入の204件分は未掲載）まだまだ続く。

2024年8月「出産経験を未来につなぐアンケート」を実施。ここでは、アンケートの自由記述欄に…

マガジン

産む人を大切にするケアをめざす国際指針

2 本

「妊産婦を尊重したケア（respectful maternity care）」「サバイブ（救命・生存）だけでなくスライブ（のびのび・いきいき）へ」というキーワードで、海外では出産ケアの変革が起こっています。日本に合った方法を共に考えてくださる仲間を求めています。

お産から得たこと／よかったこと／いやだったこと

21 本

未来につなぐ出産経験アンケート2024@4100件の回答より、自由記述を公開しています。女性が母になるスタート時に得たものは一生モノです。大切にされたこと、信頼すること、待つこと、鍛えること、頼ること、本音を伝えること、違和感を口にすること、受け止めてもらえること、癒してもらうこと、喜びあうこと、それらの経験が、子育てをしながら繰り返し底力となることでしょう。産科医療は、医療だけでなく人間力を育むチャンスを提供してくれる、特別な領域だとここに寄せられた言葉から感じます。一方、聴いてもらえない、そばにいてもらえない、ばかにされる、放置される、教えてもらえなかったなど、残念な経験もたくさん。愛のない対応を経験することで、人の助けとは何かを学ぶこともあります。でも、小さな赤ちゃんを抱えながらの悲しみは、酷いことです。どうしたら、無くせるでしょう。システムの問題かもしれません。

出産の保険適用化と無償化についてのご意見

15 本

未来につなぐ出産経験アンケート2024@4100件の回答より、自由記述を公開しています。 2026年からの正常出産の保険適用化にむけて、厚生労働省は2024年春より審議を始めています。このアンケートの主宰である私たちは保険適用から一歩進み、義務教育や乳児健診と同様に「出産の無償化」を要望しています。そこで、お産を経験した女性の意見を広く募集しました。お金の問題だけでなく、医療の質から産む側の心構えまで「出産とはなにか？」を根本から問い直すご意見が多数寄せられました。是非ご覧ください。

妊婦健診について思うこと

24 本

未来につなぐ出産経験アンケート2024@4100件の回答より、自由記述を公開しています。妊婦健診を受けて安心して出産が楽しみになった人もいれば、そうでない人もいます。ここでは、経験したありのままの気持ちが書かれています。ケアの受け手の誤解もあると思います。医療者がお忙しいことも、寄り添いたくてもできない仕組みがあることもわかります。それでも、心と身体の備えを知らず、医療者と信頼関係も築けないまま出産になることは、あってはならないことと思います。どうぞ、この声を現場の改革にご活用ください。そして、産む側も本音を伝えて心で対話していくことを求めていきましょう。