会議の場で即決していく大事さ②
決断のスピードが遅く、新たな提案には手間と時間がかかります。
主体的に新たな提案を行おう!、というモチベーションは下がる一方で、
「変化しないこと」を「良し」とする文化が作られていきました。
上記のような仕事の仕方・状況に慣れていたので、
事業をゼロから立ち上げてきた経営者の決断のスピードは、驚きの連続でした。
検討事項や不確定要素が多いとき。
会議に参加する全員が悩み始め、議論が続いたとき。
「まず小さくまずやってみよう!」と経営者は決断します。
小さくやってみて、効果測定を行い、効果的で無いと分かれば、即中断する。
Plan(計画)→Do(実施)→Check(評価)→Action(改善)というPDCAサイクルをとにかく早く回します。
これを実施するためには、「選択責任を取る」とリスクを覚悟し、仕事する必要があります。
会社員は、経営者と比較すると成功した際のメリットが小さい。
失敗に対するリスクに注目してしまいます。
できる限りリスクを減らす方向に動きます。
責任回避のための資料作りが大事になり、協議制を取り、責任者を増やしていく。
結果、決断のスピードが鈍っていく。