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仕事がつまらないときの思考法

今の仕事がつまらなくてどうしようかと悩んでいる方へ。こんなプロセスで考えてみると少しは楽しく働けるかもしれない。

仕事が楽しくないということは、やりたいことができていないということで、モチベーションが下がっている状態といえます。

やりたいことができていない中で、どうすればやりたくなり、モチベーションが上がり、楽しく働けるようになるのか?

まずは「モチベーション」について考えてみましょう。モチベーションとはやる気を引き起こす理想で、モチベーションがあるとは、「やりたいことがある」状態。次に、モチベーションが高い低いとは、やりたいことの「やりたい度合い」が高いか低いか。そして、高いか低いかは「相対感」だから、何かと比べる必要がある。では、どうすれば比べられるのか?

それは選択肢を持つこと。選択肢があると比べることができる。さらに、その選択肢が与えられたもので、その選択が人に決められたものよりは、自分がつくりだした選択肢で、自分が決めた選択であれば、より主体的になり、主体的になると、よりモチベーションが高いと感じやすい。では、今している仕事がつまらないとき、どうやって選択肢を増して楽しく働くことができるのか?

楽しく働くための選択肢は3つ
 1.その仕事が楽しくなるように努力する 
 2.楽しいと思える仕事に異動するように努力する 
 3.好きな仕事ができる会社に転職する努力をする

1.仕事を楽しめるように努力する方法

仕事を楽しめる方法を考える前に、なぜ今の仕事を楽しいと感じられないのだろうか?楽しいと感じられない大きな理由は1つ。「自分がその仕事で必要とされている感じがしない」ではないだろうか。

なぜ必要とされている感じがしないのか?必要とされている感じはどこからくるのか?それは「期待値と現実の成果のギャップ」があるから。では、そのギャップを埋めるにはどうしたらいいのか?

そのギャップを埋める方法は3つ
  a. 期待値を下げる
  b. できることを増やす(成果を出す)
  c. その両方

aの期待値を下げるために最初にすることは1つ

 聞く

成果を出す自信がない、もしくは、出せない自分がこの仕事をなぜするのかを聞く。場合によっては、自分が思ってたほど期待値は高くなかったかもしれない。成果の質や量、そんな短期での成果を期待されてないのかもしれない。それが認識できてから、bの「できることを増やす」努力をするかどうかを考えても遅くはない。

2.楽しいと思える部署に異動するよう努力する


社内転職活動。異動を決める側の立場で考えると、異動したほうが会社やチームにとってメリットがあれば異動させる可能性は高くなる。先ずは、1と同じで自分が何を期待されているのか、なぜこの部署に異動したのかを聞く。

その結果、1の「仕事を楽しむ」のではなく、
2の「異動を選択する」と考えるのであれば、やれることは3つ
  a. 上司や人事と相談してみる
  b. 今の部署で成果を出す
  c. 今の部署で成果を出さない

aの相談をする際には、自分の異動したい部署でいかに成果が出せるかを過去の実績をもとに伝えることが大事。熱意も必要だが根拠のない熱意だけの主張より、過去の経験からくる成果を出せる可能性や熱意のほうが意思決定する人の心は動かしやすい。次に、よくありがちなbの「今の部署で成果を出す」という選択。それもあるだろうが、期待されているわけでもなく、納得もいかない理由で異動させている会社の言葉を信じて、やりたくもない仕事に努力をして成果を出す時間に投資するというのは、やってもいいがあまりオススメはしない。最後に取り敢えずいれてみたcの「今の部署で成果を出さない」という選択だが、それができるくらい開き直れるのならそもそも悩まないと思うのでスルーしていい。

3.好きな仕事ができる会社に転職する


最後に行き着くところは転職という選択肢になる。転職経験ない人にとってはハードルの高い選択肢かもしれない。経験のある人でも、成功した人と失敗した人で感じ方は人それぞれ。

そんな「転職」を考える上での基準は一つ

 報酬

ここでいう報酬とは、自分がほしいと思うもの全てで、お金だけではなく、やりたい仕事、働き方、一緒に働く人、会社の理念や風土などなど、バラエィテーに富んでいる。しかも、それぞれの報酬に対する優先順位は、人によっても様々ではあるが、自分自身で考えてもライフステージや置かれている環境によって様々である。

そんな報酬を考えるときのポイントは2つ

 得れるものと失うもの

転職先のほうが得れるものが大きければ転職すればいいし、今の会社のほうが得れるものが大きければ、取り敢えず、いればいい。

少なくとも、楽しくない仕事を現在しているので、楽しいと思える仕事がある会社を選ぶことにはなる。あとは、それ以外の報酬で、得れるものと失うものの比較となる。スッキリ選べるくらいならきっと悩んでなんかいないので、悩んでいるということは、それぞれの今の自分にとっての価値の大きさを単純に評価できず、優先順位がつけれないのだろうとは思う。

ただ、ここで大事なことは、

何が正解かではなく、なぜそれを選ぶのか、なぜそれを選ばないのか、もしくは、なぜそれを選べないのかの理由

その理由を認識すること自体が選択肢を認識していることになる。

最後に

人が感じる「楽しい」は相対的なものであることが多い。相対的というのは、比較しているものがあるということ。ここで示した選択肢は一つの参考に過ぎない。人によっては、考え方によっては、もっといろんな選択肢があるはず。大事なことは、これが社会の常識だ、当たり前だと思考を停止して諦めるのではなく、少しでも選択肢を出してみて、いろんな選択肢を認識し、それらを噛み締め、味わいながら今の仕事をしてみる。行動をしないというのも一つの選択。そんなふうに考えてみると、今より少しは主体的になって、少しは楽しく仕事ができるのではないでしょうか。


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