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東ローマ帝国の盛衰とその魅力
東ローマ帝国、その名前だけで想像が膨らむ歴史の一ページです。ヨーロッパに住んでいる私にとって、キリスト教の多様な文化に触れることは日常的な興味の一つです。特に、カトリックとは異なる東ヨーロッパの文化に引かれ、東ローマ帝国の歴史に飛び込んでみました。
絶対推薦❣ユーテラ世界史/佐藤幸夫先生
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教会の権威拡大と十字軍【ゼロから世界史17講】 (youtube.com)
東ローマ帝国の盛衰
東ローマ帝国は、約1100年間もの長い期間にわたって存在し、ギリシア・ヘレニズム・ローマの文化が融合したビサンツ様式文化を我々の世界に残しました。
しかし、スラブ人やイスラーム王朝の圧力を受けながらも、バルカン半島と小アジアを中心にその領土を維持していました。7世紀以降は徐々に力を失い始め、オスマン帝国の出現とともにその領土はさらに縮小しました。
最終的には、1453年に滅亡します。
初期東ローマ帝国(ビザンツ帝国)
東ローマ帝国は395年、ローマ帝国のテオドシウス帝が領土を二人の子息に分割することで誕生しました。東ローマはローマ帝国の政治機構や習慣を継承し、貨幣経済の発展、官僚制、軍管区制、屯田兵制といった制度を採用しました。
6世紀にユスティニアヌス大帝が登場すると、帝国はイタリア半島へと西進し、東ゴート王国を滅ぼして領土を最大化しました。同時期に北アフリカも統治下に置き、
この時代に首都コンスタンチノーブルにハギア・ソフィア聖堂を建築しました。この聖堂はドーム式建築やモザイク壁画で知られ、ビサンツ様式文化の代表的な建造物となります。
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中期の東ローマ帝国
7世紀にイスラーム王朝の勃興とともに帝国の衰退が始まります。ササン朝ペルシアおよびアッバース朝イスラームの圧力により、イェルサレム、エジプト、北アフリカなどの地域を次々と失います。
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この時期から、コンスタンティノープル総主教を中心にキリスト教の一派がギリシア正教会として知られるようになり、聖像や聖画像に関する考え方の違いからカトリック教会と緊張関係に陥ります。11世紀には両教会が互いに破門を宣言しました。
同じく11世紀、セルジューク朝イスラームからの攻撃を受けた際、ビサンツ帝国はローマ教皇に援助を求め、これが十字軍の始まりとなりました。1204年の第四回十字軍では、ヴェネツィア商人の支援を受けた十字軍がコンスタンティノープルを陥落させ、約60年間ラテン帝国が存在しました。
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その後帝国は一時的に復興しますが、最終的に1453年、オスマン帝国によって滅ぼされます。下の地図を見れば分かります。ビザンツ帝国のその領土は、コンスタンティノープルとその周辺、ギリシア地方南部に限定されていました。
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東ローマ帝国(ビザンツ帝国)を思い起こす旅行先
イスタンブール
さて、私が東ローマ帝国(ビザンツ帝国)、現在のイスタンブールを訪れたいと強く願う理由は、その豊かな歴史と文化に直接触れるためです。
かつてギリシア正教会の総本山だった場所が今はモスク(ハギア・ソフィア)となっており、キリスト教とイスラーム教の文化が融合する様子をこの目で見てみたい。
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また、ボスポラス海峡やアジア側の高台からの眺めも見逃せません。オスマン帝国のメフメト2世がどのようにこの地を征服したのか、その歴史の舞台に立ってみたいのです。
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東ローマ帝国のことなんて、何一つ知らなかった私が歴史を通じて、色んな場所に行きたいと思えるようになったなんて、とても嬉しいことです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。