植物観察
夏は子供たちの植物観察シーズン。小学生はツルレイシ(ゴーヤ)を幼稚園児はオジギソウを栽培している。最近は水をあげながら、子供たちよりも熱心に観察するのが朝の日課である。
とにかく、ゴーヤのツルが愛おしい。ゆるゆると伸びたかと思うといつの間にか網にしっかりと巻きついて、少しずつ少しずつ大きくなっていく。植物に意思があるのかはわからないけれど、こうやって自分自信を守るために自発的に巻きついている様子は意思があっても不思議ではないと思える。もちろんその植物が長い時間をかけて体得した習性なんだろうけれど、肉眼では見ることのできないずっと奥の部分にそういう情報が組み込まれているのだと思うと本当に興味深い。わくわくしながら今日も新しい巻きひげを見つけてはひとり微笑んでいる。
そしてオジギソウも同じく愛おしい。やっとオジギしてくれる葉が出て来たので、すぐにつついてみたくなってしまう。オジギも雨や鳥などから自分を守る行動のようだけど、どうしてそんなことが起こるのか、考えるだけで興奮してしまう。答えが出てきちんとわかることも素敵だけど、不思議な出来事ってどうしてこんなに楽しいんだろう。
坐骨神経痛になってからもうほんとに大変で、食欲不振になったり体も不調ばかりだったけれど、植物には本当に救われている。痛い場所があるとそのことばかり考えてしまうけれど、楽しいことやもっと別のことに集中した方が気も紛れるし、必要以上に痛みを感じることもない。少しずつまた別の植物も育ててみたいな。でも我が家のベランダは風通しが悪く、夏は酷暑なのでなかなか難しい。とりあえずは無事にゴーヤを収穫できる日までゴーヤを堪能しよう。