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壁面収納を簡単につくれる突っ張り棚システム

LABRICO(ラブリコ)」ってご存知ですか? 一言でいうと木材でつくる突っ張り棚システムで、うまく使えば有効な収納手段のひとつになります。開発メーカーの平安伸銅工業さんから新商品のプレスリリースが届いたのでシェア。

木製だからインテリアになじむ

今から4年前、あるお宅で取材した「LABRICO」。もう、びっくりしました。突っ張り棒を「縦」に突っ張るという発想が新鮮で。にしても、棒というより柱よね? と編集さんとザワついたのを覚えています。以来、とくに賃貸暮らしや転勤族のお宅でよく見かけるように。

2本の木材(棚柱)を床と天井に突っ張り、その間に棚板を渡してはしご状の棚をつくります。突っ張るための補助具(アジャスター)や棚受けは、専用のものを使用。棚柱(2×4材、2×6材など)や棚板はホームセンターなどで、好みの長さにカットしたものを調達します。

組み立ては簡単で、DIYの知識がなくても大丈夫。今回発売された新商品のアジャスターはバネ構造で、突っ張り棒に慣れている人ならより直感的に使えるよう改良されています。気軽に壁面収納がつくれるのは、収納の選択肢が増えて素直にうれしい。

新商品のバネ構造のアジャスター「突っ張りキャップ2×4 ライト」を木材に取りつけ、天井と床に固定します。従来品のジャッキ構造は、脚立などに上がってジャッキ部分を回す必要があるのですが、新商品はその手間がなくなりました(ただし耐荷重は下がります)。

プラスチックじゃなく木というのが、またね、いいのです。インテリアにしっくりなじんで。ある意味「縁の下」として棚や扉の中で活躍してきた突っ張り棒が、「見えてもかわいい!」「生活感が出ない」とリビングやオープンキッチン、ワークスペースなどで使われるようになったのは、突っ張り界? にとってすごい進化。

おもなメリットは次の通りです。

・スペースに応じた収納がつくれる
・床や壁を傷つけない
・使いまわしがきく
・移動がラク


場所を取らないので欲しいところに設置できる

「LABRICO」は薄型で圧迫感がないので、収納の「量」を増やすというより、収納の「場所」をつくる、と考えると使い道が拡がります。

置き場所がないからつくる、片づけやすい場所につくる、飾って楽しむ場所をつくる……。

・使う場所の近くに

ものを使う場所から収納が遠くて片づかない場合。床と壁があれば、使う場所の近くに収納をつくることができます。ものを出し入れする動線が短くなり、片づけやすさがアップ

あるお宅は、毎日身に着けるものや持ち出し品を忘れないように、クローゼットの近くに設置。あえて見える収納にしていました。

・デッドスペースに

床がすでにものでいっぱいであっても、上部が空いていればそこに収納をつくれます。たとえば下駄箱、カラーボックス、ごみ箱の上などなど。床面積は変わらないので、部屋が窮屈になりません

2本の木材を学習机をはさむように突っ張り、上部に棚板を渡して机上ラックの代わりにしていた人も。

・狭い空間に

最小の奥行きは10cm未満なので、玄関や廊下、シューズクローゼット、パントリーなど、狭い空間に圧迫感なく収納をつくれます。


ちなみに、取材の現場でよく見かけるアイテムは……。

・小物、雑貨、写真、グリーン
・コレクショングッズ(フィギュア、カップなど)
・CD、本
・靴
・食品ストック

みなさん、重心を下げたり、棚の前面に一般的な突っ張り棒を渡したり、と安全性を高める工夫を施していました。また、建物の構造でいうと、コンクリート造向き。木造の場合は、天井を下地センサーなどで確認し、支えがある場所に設置します。


※画像はプレスリリースよりお借りしました。



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