西宮ストークス観戦記#37 @福岡2
GAME1では3Q終盤の10点リードを守り切れずに、またしても白星を逃した西宮ストークス。やれやれ。年内最終戦を勝利で飾れるでしょうか。
◉福岡のファウルトラブル
序盤の福岡はインサイド推し。バーンズ先生のところのミスマッチを突破口にするのはもはや日常の風景。そんなことで慌てている場合ではない。なんとか1勝をもぎ取りたい西宮は、谷選手を先発して必勝体制。バーンズ先生や道原選手がパス交換から積極的にドライブで仕掛けていきます。まあGAME1に比べれば、ということですが。あくまで当社比。ただ、これが福岡をファウルトラブルに誘い込み、4分と経たないうちに5ファウルに。オフェンスリバウンドを頑張ったブラッドさんについファウルをしてしまったドブラスはベンチへ一旦下がります。
ところが、案外これで福岡のペースが上がるんだな。ボールを持った選手の動きが良くなり、攻撃に躍動感が出ます。インサイドが空いた分、むしろ攻めやすそう。難しいもんだ。ピンキニーまでアウトサイドから1on1をやったりして。ブラッドさんが外に引っ張られると途端にリムプロテクトが弱くなる(というかほぼない)西宮の弱点を見透かされているようでもある。
西宮は相手のファウルによるボーナスを活かせたかというとそうでもなくて、淡々と時間を使ってしまった感じ。3点リードして終えたものの、21点は取られすぎだし、何というかもうちょっと力強さがほしいところ。
◉試合はやや停滞気味
2Qは浜高選手のナイススティールから。最近は天性のバスケットセンスと運動能力の高さがかみ合い、状況に応じたプレーができるようになってきた印象。よく走るし、よく跳ぶし、観ていて楽しい。
福岡は1Q中盤から、ファウルトラブルもあってon1の時間帯が続いていました。2Qは西宮もバーンズ先生をお休みさせていて、そのせいか試合自体は大きく動きません。お互いミスが出たり、攻め切れなかったり。今日は岸田選手がシュートタッチもパスの選択も悪く、ベンチにいる時間が長い。だからなのかどうなのか、あまり面白い試合とは言えない。浜高くんもいないし。
バーンズ先生が5分すぎに戻ってくると、少しパスが回るようになってきた西宮。一時は逆転されていましたが、谷口&谷のスリーで西宮がリードを奪い返して前半が終了します。その2本はどちらもドライブからコーナーにポジショニングしていた谷口選手へパスが渡っていました。
コーナーからの3Pシュートは距離が少し近いために確率が高く、どのチームもいかにしてコーナースリーをつくり出すかを考えます。この場合はもちろん入ったからいいんだけど、その判断はどうだったか。いや、入ったからいいんだけどね。
いや、パスじゃなくてバンクショット狙えば良くない? ドブラス下がってるし。後ろの選手が中寄りなのを見てパスをしたんだろうし、コーナーを使う練習をしているのだとは思うけれど、何だか最初からパスを考えていたように感じられてしまった。うん、俺の気のせいだ。
あの、パス出すの早くないですか? 村上選手に読まれてるし。ホッケーアシストと呼ばれるパスですが、ホッケーが速すぎてディフェンスが寄せられるチャンスを与えてしまったような。フェイク入れるなり、ワンドリするなり。何だか最初からパスを考えていたように感じられてしまった。うん、俺の気のせいだ。
◉相手のミスを得点に繋げる
後半。バーンズ先生お得意のヌルッとしたドライブから、コーナーにいた谷さんのスリーをアシスト。3Qはシュートがよく決まり、リードが広がる時間帯も生まれます。ただ、ブラッドさんのポストプレーはドブラスに上手く止められている。さすがはB1クラス。ハイソックスもズレない。
岸田選手が早めに登場して、少しギアが上がったように見えた。スティールなどからの速攻が出たのは偶然かもしれないけど、岸田選手のボールプッシュの意識と連動していたようにも見えた。こういう風に、この選手が出てきたらこうするという共通のイメージができるのはいいよね。
内容で差がついた気はしないものの、9点リードで3Q終了。福岡のミスを得点に繋げられた。逆に言えば、ミスで自滅して審判と戦ってしまった福岡。10分間でテクニカル2つはね。西宮がフィジカルなせめぎ合いの中で、何とかファウルをせずに踏ん張ったとも言えるでしょう。
◉エナジー溢れるプレー連発
ある意味ではGAME1と同じような終盤の展開。昨日の反省を活かせるでしょうか。福岡はドブラスのインサイドを使って攻めてきます。ブラッドさん相手でも高さとパワーで負けない。
そんなエネルギッシュでハイソックスな福岡の勢いを、浜高選手と谷口選手がエナジー溢れるプレーで押し返します。速攻のタッチダウンパスを転びながらも必死にアシストした浜高選手。カッコいい。谷口選手はコーナーからクレバーなプレーでブラッドさんの得点をアシスト。さらに、オフェンスリバウンドを掴み取ってゴール下をねじ込みます。
これはアシストしたプレー。ちゃんとシュートフェイクを入れてるから相手も寄ってきて簡単に抜ける。ガニ股なのはご愛嬌。ゴールへ向かってるからドブラスも対応せざるを得ない。パスが来る前にしっかりスリーラインを確認してました。
福岡に得点を許してはいたものの、中盤まで8〜9点リードの時間帯を長く続けられたのは大きかった。かなり危ない場面もあったけどね。勝負を分けたのはオフェンスリバウンドでしたが、福岡は足が動いてなかったね。タイムシェアの効果があったということでしょうか。こういう泥臭い試合を拾いながら、粘れるようになっていけるといいのですが。
※このnoteは単なるファンの個人的な感想であり、
西宮ストークスとは一切関係のない非公式なものです。
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