西宮ストークス観戦記#4 選手紹介 SF・PF・C編
前回のPG・SG編に引き続き、西宮ストークスの選手を紹介します。今回はSF・PF・C編。ストークスの各選手を、ポジション別に「この選手って、どんなプレーが得意なの?」という観点からご紹介していきます。初めてストークスを観る人や、バスケットボールの試合を観てみようかなと思っている人のお役に立てれば幸いです。
◉SF(スモールフォワード)
SG(シューティングガード)と共に、アウトサイドシュートやドライブインなどで得点を狙うことを求められるエースポジションです。スター選手の多いポジションで、ストークスもまた然りです。
#9 谷直樹(たに・なおき)
今季で在籍7シーズン目(※前身の兵庫ストークスを含む)、ベテランの域に近づきつつある谷選手のハイライトは、何と言っても3Pシュート。しなやかなフォームから放たれる、高く美しいアーチを描くシュートが決まれば、チーム全体が勢いづきます。
また、ディフェンスでの貢献度も高く、自分のマークマンだけでなく、守備の穴を埋めるように献身的に動き回ります。今季もまたキャプテンを担うことから、悪い流れが訪れた時にどうチームを立て直すのか、そんな精神的支柱としての振る舞いにも注目したいところです。
#35 内藤健太(ないとう・けんた)
昨シーズン、3Pシュートの成功率を36.6%にまで高め、さらなる成長が期待されています。その鍵は、3Pシュートに加えるさらなる武器を見つけられるかどうか。3Pライン付近から始めるドライブに、フィニッシュのバリエーションと精度が加われれば、ストークスにとって大きなステップアップとなります。
ディフェンスにはやや難があり、ファウルが多いのは改善点。そろそろプロの水にも慣れてきたはずの4年目の今季は、期待と共にプレッシャーにも晒されるシーズンとなりそうです。
#2 ドゥレイロン・バーンズ
本来は点取り屋としてプレーすることもできるバーンズ選手は、昨シーズンはまさにバージョンアップしたようなプレースタイルを見せました。スクリーンをセットしたり、ボールの中継役としてアシスト役に回ったり、出場時間を大きく増やした中で、オールラウンドな役割を担いました。
バーンズ選手が巧みなのは、ディフェンスの間に入っていくセクシーなドライブ。緩急のある独特のリズムは、老獪さを感じさせます。チーム事情から、ディフェンスでは自分よりもかなり大きな相手を守ることが多く、攻守ともにまさに身体を張ってチームを支えてくれます。
◉PF(パワーフォワード)
リバウンドやゴール下の守備に身体を張るポジションですが、実はストークスにとっては泣き所でもあります。その穴をどのように埋めるのか、今季の戦い方のポイントの一つです。
#15 谷口淳(たにぐち・じゅん)
笑顔とハッスルでチームに元気を与えてくれる谷口選手。コートに現れると、パンパンと身体を叩き、気合を入れる姿はもはや西宮の名物です。しかし、PFとしてはサイズ不足が否めず、アウトサイドからのシュートに活路を見出し始めています。
とはいえ、そのハート&ソウルが前面に現れたプレーが飛び出した時は、体育館の温度がぐんと上がります。そんな時の絵に描いたような「ドヤ顔」を見逃さないようにしましょう。
#47 土屋アリスター時生(つちや・ありすたー・ときお)
198cmの長身に、バネのようなジャンプ力(そしてイケメン)。誰もが期待せずにはいられないポテンシャルの塊ですが、4季目の今シーズンは正念場と言えます。
インサイドで存在感を発揮するには、まだまだテクニック不足。しかし、アーリーカップでその片鱗を示したように、運動能力を活かしたダイナミックなプレーは、オフェンスでもディフェンスでも、見る者をワクワクさせます。いい意味で空気を読まない思い切りの良さも魅力。髪の色も含めて、プレーの一つ一つから目が離せません。
◉C(センター)
インサイドの真ん中に陣取り、オフェンスではポストプレーを、ディフェンスではゴールの番人の役を担います。全体的にサイズ不足のストークスでは、その役割はさらに大きなものとなります。
#00 ブラッドリー・ウォルドー
昨シーズンの途中から加わり、不振に喘ぐストークスを救った陽気なビッグマン。208cm・127kgのサイズを活かしたインサイドでのポストプレーは安定感抜群。ゴール下でのフィニッシュはあくまで優しく、可憐とさえ言えます。
ダンクなどの得点が目立ちますが、味方のためにスクリーンをセットし続ける謙虚なプレーを忘れてはいけません。1回のオフェンスで、何回スクリーンをセットするか数えてみましょう。それは彼のチームに対する愛なのです。
#23 劉瑾(りゅう・じん)
今シーズンから加わった202cmのビッグマン。しかし、そのプレーは謎に包まれています。何しろ、情報がない。アーリーカップでもプレーせず、どんな選手なのかまったくわかりません。どのくらい走れるのか、跳べるのか。コートに立つかどうか、それすらも見どころです。
以上、西宮ストークスの12選手を、自分なりの観点からご紹介しました。いよいよ明日は開幕戦。みなさん、体育館でお会いしましょう。
※このnoteは単なるファンの個人的な感想であり、
西宮ストークスとは一切関係のない非公式なものです。
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