見出し画像

西宮ストークス観戦記#33 vs福島1

とにかく連敗を止めたい西宮ストークス。ホームに戻り、福島ファイヤーボンズを迎え撃ちます。先月はアウェーで1勝1敗。連敗脱出、そして浮上のきっかけを掴む連勝といきたいところです。

◉中・外シュートが絶好調

もしかしてと思ったものの、先発メンバーに動きはなし。すみません、唐揚げとビール奢ります。ところが、3分と経たないうちに松崎選手が2ファウルで岸田選手と交代。なんじゃそりゃ。迂闊だなあ。

今日の西宮はシュートが絶好調。バーンズ選手のスリーで始まった1Qは、ほとんどシュートが落ちません。福島もそこそこ決まるものの、西宮の高確率が上回り31-20と2桁リードで終わります。

わりと早い段階から点差は2桁になっていて、途中、ミスが続いて嫌な感じがした場面もあったのですが、詰め寄られると必ずその裏のオフェンスで得点し、流れを渡しませんで。そこは連敗中とは明らかに違うところ。1回のオフェンスの中に必ず、男子日本代表のラマスHCがよく言う「ペイントタッチ」があり、中外バランスよくボールが回る流動的でテンポのいい攻撃。

◉ゴール下のシュートミスで

問題はここから。このいい時間帯をどれだけ長く維持できるか。岸田選手と浜高選手がいい動き。二人の得点などもあり、リードは17点差くらいまで広がります。今日はとてもオフェンスでの連動がよく、例えばブラッドさんのポストプレー時に周りの選手が上手くカットして合わせたり、ポジショニングを調整したりしてパスが繋がる。あるいは、インサイドからのキックアウトを受けた選手がドライブ→そのドライブに合わせたカットプレーなど。

そうやってシュートを次々と生み出すものの、なぜかゴール下が入らない不思議。それを福島が全部ファストブレイクにするもんだから、今度は逆にぐんぐん差が縮まります。ペースを上げると強い福島。

結局、西宮のリードは8点。どう評価するか微妙なところ。オフェンスの形はいいし、ディフェンスもハーフなら守れているけど、速攻を出されるとほぼ決められている。しかし、ある意味ではそれは自分たちでしっかり攻めている結果でもあって、テンポを上げて攻めながら、相手にはじっくり攻めさせたいというのは、まあ虫のいい話ではある。

◉ブースターと一丸の「ラン」

後半は岸田選手がスタート。福島の選手にダウンタウンから決められて、あらま5点差。こうなると一気にトーンダウンして動きが重くなる西宮。4連敗の原因はまさにここでした。望むところじゃないか。克服するチャンスと捉えて、ここを乗り切って連敗から抜け出そうぜ。

そこからの12-0のランはお見事でした。全選手の意識がリングに向かってたね。バーンズ先生が上手くタメをつくってディフェンスの視線と意識を引き付けておいて、空いたスペースにブラッドさんが走り込んで行く。こういうプレーもその最たるもの。

画像1

画像2

画像3

その前の2プレーでバーンズ→ブラッドのインサイドのパスがあって、当然そこへ寄るディフェンスの裏に走り込む浜高選手。素晴らしい。浜高選手はやっぱり走ってなんぼだね。

3Qは本当に全員がよく動いていた。5点差から一気に20点差へ。とにかく攻めが速いこと。これにはホームの大声援の後押しもあったことでしょう。ブースターが作り出した「ラン」でもありました。

画像4

画像5

画像6

画像7

バーンズ→浜高のDHOから、バーンズ&ブラッドの2枚のスクリーンがスライドして、谷さんをフリーにする。走って、流れを作り出せている中だからこそ、こういうフローなセットも効いてくる。

◉最後にもう一度突き放す

20点差で始まった4Q。捨て身の福島の連続スリーで、早めにタイムアウトをコールしたフィッシャーHC。そんな檄に応えて、選手はまたリードを広げていきます。途中、9点差になったあたりはちょっとヤバいかなと思ったものの、今日のオフェンスなら大丈夫かなと安心して見ていられた。というか今日の岸田選手のゲームメイクなら大丈夫。冴えまくってたからね。もう先発は彼でいいのではないでしょうか。

画像8

後半は決めるべきシュートをきっちり決め、相手に隙を与えませんでした。最後にもう一度突き放して勝てたのは、GAME2に必ずつながる。フリースローを全員でちゃんと決めたのも大きかった。あと、バーンズ先生のキレが戻ってきたね。自分でシュートには行かないものの、味方のシュートをクリエイトする。最初にスリーを2本決めたことで、相手のマークが寄って、やりやすくなったかな。でも、MVPは岸田選手かな。


※このnoteは単なるファンの個人的な感想であり、
西宮ストークスとは一切関係のない非公式なものです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?