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西宮ストークス観戦記#31 @越谷1

今シーズン2度目となる越谷アルファーズとの対戦です。ここのところ調子が下降気味のストークスですが、同地区の下位チーム相手に取りこぼしは許されません。星勘定的にも2連勝が必須でしょう。

今日のスタートは谷口選手が復帰。水曜日の試合の谷さんを見ていると、終盤は完全に足にきていたので、そのあたりも踏まえてのことでしょう。善後策だと思う。道原選手も大事ではなかったようです。よかった。

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あの、すごく見づらいんですけど…。逆サイドのプレーとか全然見えない。体育館の都合とはいえこれはない。

(追記)
親切な西宮ブースターさんが教えてくだったのですが、こんな感じだったそうです。これ以上高いところから撮るのは危険なので、仕方がありません。慣れればいいのさ、慣れれば。

◉スタートは良かったけれど

久しぶりにグッドスタート。コーナーの待機役の谷口選手が珍しく起点となり、ブラッドさんとの2メンゲームで連続得点。

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カメラの方のサイドだと迫力あるね。せっかくだから貼っておこう。スクリーンを使って抜け出してきた道原選手が、コーナーの谷口選手に落としてローポストのブラッドさんへ。そしてパス交換からドライブでアンクルブレイク! 開始直後のオフェンスは逆サイドでまったく同じ形。

今までは谷口選手がコーナーからポストエントリーすることってあまりなかったような。気のせいかな。45°にボールが動いた時点でコーナーの選手は逆サイドへ流れることが多かった。そこをあえてのこのプレー。越谷の外国籍選手が2人がどう守ろうかまだあまりわかってない感じで、どちらも上手くハマりました。この後、バーンズ先生の調子のバロメーター、トランジションスリーも決まって7-2のランに成功します。

ただ、続かないんだな。意図してインサイドを使わないのか、的を絞らせないためなのか、複数の選手が代わる代わるシュートを打ちますが、なかなか決まりません。判断は悪くないけどね。決まらないとエナジーが下がってしまいがちになるのが、ここ最近の悪い癖というか西宮ストークスの宿痾。ミドルが生命線のチームなんだから切り替えろよという話なんですが。

そうこうするうちに越谷の31番にきれいに決められ始めて逆転。誰かと思ったらジャワッド・ウィリアスじゃないか。越谷は以前に対戦した時はもっとガンガン突っ込んでくる印象でしたが、外国籍選手も変わり、わりとじっくり時間をかけてオフェンスを組み立てるように。そりゃジャワッドみたいな選手がいればね。外寄りのポジショニングにブラッドさんも守りにくそう。西宮を尻目に越谷は次々とスリーを決め、7点リードで1Q終了。

うーん、積極的なディフェンスをスキップパスでかわされ、そのスリーが決まるんだからビハインドは当然。この調子でずっと越谷のシュートは決まるんだろうか。それに対して西宮はトキオのポップアウトスリーで対抗するんだから、いくらなんでも分が悪すぎる。

◉打ち続けるしかない

2Qは出だしから3-2ゾーンの西宮。奇策も虚しく鳴海選手の連続スリーで早々にタイムアウトを取らされます。スターター陣が戻り始め、やっとエンジンがかかる気配を見せるものの、なかなか連続得点ができない。スティールで得たせっかくのチャンスも焦りからか得点に繋げられず、追い上げられません。前からそうだけど、トランジション下手だよなあ。完全なフリーでもない限り、わざわざ相手の守備が整うのを待ってしまう。セットをやってると安心感があるのかな。

越谷のシュートは1Qが決まり過ぎだとすれば、2Qでは普通になった感じ。だから、追い上げるにはとにかくシュートを決めないとなのだけど、西宮シュートはひたすらリングに嫌われます。厄払いでも行った方がいいんじゃないか。

それでも打ち続けるしかない。だって、やっぱりジャンプシュートのチームなんだから。ブラッドさんはいても、そこに頼ると勝てないのはわかりきっている。だからこそシュートを打つ他はないわけですが、それが難しいのもまた事実。外せば外すほど薄れていく自信を、どうすれば持ち続けられるか。シューターに求められるのは外したシュートを忘れる能力であり、その次の1本に賭けられる勇気です。それが実践できる選手が何人いるだろうか。

◉ディフェンスで押し戻す

後半のスタート、西宮はメンバーを入れ替え、岸田・谷をスタートさせます。あと、ブラッドさんがヘッドバンドしてた。これが奏功したのはディフェンス(ヘッドバンドは関係ない)。よく動けるメンバーになったことで、越谷のドライブに対して細かく手を出しスティールを奪ったり、パスカットを連発します。3分強が過ぎたところで、バーンズ先生の2本目のスリーでようやく同点。

ただ、これでもまだ物足りなくて、ナイスディフェンスをもっと得点に繋げてほしかった。内容では押していても、なかなかリードはできず。この時間帯の越谷は、ジャワッド・ウィリアムズを休ませていて、影の薄くなっていたチャールズ・ヒンクルが1on1で巧さを発揮していました。

一瞬だけリードを奪うも、最終的には1点ビハインドで終了。追いついたと考えるか、捕らえきれなかったと考えるか。相手のミスを多く引き出しただけに、どちらかというと印象は後者です。オフェンスもかなりよくなったものの、やっぱり物足りない。考えようによっては、ミスを犯しながらも、越谷が流れを食い止めていたとも言えるかもしれません。

◉ギャンブルには勝ったけど

4Qも岸田選手がスタートしますが、開始早々から越谷のオールコートプレスに負けて、次々とターンオーバーを献上。8点差に。その後、追い上げて一進一退の攻防が続いたので、とてももったいない失点だった。

残り4分からはまさにシーソーゲーム。スリーやエンドワンの決め合いで、ワンポゼッションごとにリードが変わる痺れる展開。その後も目まぐるしい競り合い。残り20秒ちょっとで3点ビハインドを背負った西宮は、タイムアウト後、時間をかけずに2点を奪い、ファウルゲームを選択。ちなみに、このATO(after timeout offense)は、アスフレとの試合の最終盤でブラッドがエンドワン決めた時と同じやつです。短い時間で点がほしい時はこれと決めてるんだろうね。

ファウルゲームのギャンブルに勝ったのは西宮。フリースローは2本とも外れます。落合選手に打たせたのは狙っていたのかな。しかし、試合に勝ったのは越谷。リバウンドを取った西宮の最後の2本のシュートはいずれも外れてゲームセット。

水曜日に続く1点差の負けで3連敗。厳しいけれどこれが現実。後半は持ち直しただけに、前半のシュートミスが響く結果に。勝負の綾はどこにあったのか。スリーポイントがエアボールになってウィリアムスのパスになった越谷と、フリーのシュートをリングに当てて外した西宮のブラッド。今日はとにかく運がなかった。

シュートは試合が進むにつれて改善していたものの、スリーは終始、全員タッチが悪かった。相手のミスから走って、リングの近くでシュートを打てた後半ではあるけれど、ファストブレイクがたくさん出ると、そのプロセスでのターンオーバーが増えるという謎。チームの現状をフィッシャーHCはどのように見つめているだろうか。バーンズ先生がまだ本調子じゃないのか、タイムシェアが見られるようになったのだけれど、これが形になってくれば、もしかすると再上昇の芽になるかもしれない。

最後に今日たくさんやられたこのプレー。

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オフボールでスクリーナーだったウィリアムスが、スリーラインまで出てきてワイドオープン。谷さんがヘルプに行けないように、越谷の選手がスクリーンかけてるのがポイント。スクリーナーからシューターへ。ウィリアムスだからこそのセットプレーです。ずるい。


※このnoteは単なるファンの個人的な感想であり、
西宮ストークスとは一切関係のない非公式なものです。



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