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西宮ストークス観戦記#52 アシストが語るもの❶

新型コロナウィルスの観戦ちゃう感染拡大により、Bリーグは3月中旬までの延期を発表しました。ということで、この感染記ちゃう観戦記も自粛してもいいのですが、特に何の影響もないので更新。

今回は特定の試合ではなく「アシスト」についてのお話。きっかけはTwitterから。

なんとB1・B2全チームの「どの選手がどの選手に対して何回アシストしたのか」を一覧できるデータをシェアしてくださったのです。世の中には素晴らしい人がいるものだ。というわけで、この貴重なデータを使って西宮ストークスのアシストとそれが意味するチーム事情について考えてみます。いや、使わないとほんとバチが当たりそう。さて、何が見えてくるでしょうか。

◉西宮は「アシストが多い」チーム

まずは単純に1試合平均のアシスト数を確認しましょう。

B2 アシストランキング(2月27日現在)
1位 広島 24.5
2位 西宮 22.1
3位 名古屋 21.9
4位 信州 21.5
5位 東京EX 21.5

西宮は広島に次いで2位。とはいえ、これをもってそのまま「ストークスはアシストが多いチームです」とは言えない。1試合ごとのシュート数やペースが各チームによってバラバラだからね。そこで、FGM(=シュート成功数)に対するアシストの割合を考えてみます。つまり、アシストによって決まったシュートがどのくらいあるかということ。ここでは便宜上、アシスト率と呼んでおきましょう。

B2 アシスト上位チームのアシスト率(AST/FGM
1位 広島 24.5/32.8=74.7%
2位 西宮 22.1/29.0=76.2%
3位 名古屋 21.9/29.4=74.5%
4位 信州 21.5/28.3=76.0%
5位 東京EX 21.5/31.3=68.7%

全チーム比べてないので順位は不明ですが、おそらくトップなのではなかろうか。これを見ると、西宮はアシストによるシュート成功が多いチームだとは言えそう。しかし、この数字の差が何なのかと言われると難しい。広島よりもアシスト率が1.5ポイント高いと比較することによって、どのような意味を見出せるのか。あんまり意味がない気もするな。

◉アシスト率と攻撃回数

ただ、西宮がこの5チームの中では群を抜いて平均得点が少ないチームであることには留意しておくべきでしょう。

B2 アシスト上位チームのアシスト率と平均得点
1位 広島 24.5/32.8=74.7%|87.0点
2位 西宮 22.1/29.0=76.2%77.5点
3位 名古屋 21.9/29.4=74.5%|79.9点
4位 信州 21.5/28.3=76.0%|79.2点
5位 東京EX 21.5/31.3=68.7%|83.0点

西宮の平均得点77.5はB2で12位と下から数えた方が早い(その他のチームはすべて8位以内)。また、これまでの投稿で何度か指摘しているように、西宮はシュートを打つ回数そのものが少ない(2月27日現在B2で17位)ことを考え合わせれば、ストークスにとってアシストというものがどのような意味を持つのかがなんとなくわかってきます。

・アシストによるシュート成功の割合が高い。
・1試合のシュート数は少なく、平均得点も低い。
・FG%は悪くない。むしろ高確率(6位)

つまり、西宮はシュートは少なくてもそれを高確率で決めて勝つことを志向するチームであり、攻撃回数が少ない分、アシストが試合にもたらすインパクトは他チームと比べて相対的に大きくなるということでしょうか。

簡単に言えば「アシスト大事」ってこと。あるいは、アシストが生まれることをチームとして志向しているとも言えそう。これは試合を観ている印象とも重なるのですが、今回はひとまずこのへんで。


…増田さんのデータ使ってへんやんけ!!!!



※このnoteは単なるファンの個人的な感想であり、
西宮ストークスとは一切関係のない非公式なものです。




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