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パイプでインダストリアルインテリアDIYをしたい人にまず知ってもらいたい事
ガス管でDIYをしてテーブルやラックを作ろうとしている人にとって、よくわからないものの一つが継手の名前とサイズではないでしょうか?
もともと配管材料なので、配管工事業界で使われる名前・サイズになっています。
ですので油断していると思っていたものと違うサイズを買ってしまったり、組み立てられなくなってしまったりします。
そこで間違えやすいポイントを解説していきたいと思います。
まず、自分の使う材料が塩ビパイプなのかガス管(鉄管、SGP管)なのかをハッキリさせましょう。実は塩ビパイプと鉄のガス管ではサイズも形もちょっと違います。(ほとんど同じなので気にしなくてもなんとかなることもあるのですが・・・)
●塩ビパイプの場合
通常DIYで使うのはほとんどVPパイプでしょう。
VUパイプというものもありますが、それではないという事だけ覚えてもいいくらいです。
VPパイプを繋ぐときに必要な継手がありますが、それはTS継手です。
VPパイプの継手なんだからVP継手にしてくれればいいのになぜかTS継手です。
VU継手、DV継手というものもありますが、無視します。
というわけであなたが使うのは
パイプはVPパイプ! 継手はTS継手! ホームセンターで買う時もネットで買う時もここはしっかり覚えておきましょう。
次は形!
これは形の名前を覚えるよりも、写真を見て選びましょう。
L形の継手がエルボなのはわかるけど、なんでT型の継手がチーズなんだ!と突っ込みたくなりますが
そういう名前なので仕方ありません。
DIYではエルボ、ソケット、チーズを中心に使います。
壁固定する時にはフランジをよく使います。
フランジには5Kと10Kがあります。これは配管の圧力によって使い分けるのですが、DIYで使う分には関係ありません。10kの方が若干大きいので、コンパクトに納めたいときは5kを使いましょう。
他の部材は使いたいときに使ってください。
最後にサイズ
パイプは内径のサイズを言うので、20のパイプと言われれば内径が20mmのパイプです。
DIYをする人はなんとなく外径で考えてしまいそうですが、内径ですので注意してください。
●次にガス管(鉄管)の場合
頭を切り替えてください、ガス管(鉄管)のお話
鉄管には黒管と白管があります。
蒸気配管用とか用途が書いていますがDIYで使うのなら関係ありません。好きな方を使えばいいです。
黒管は塗装をしていない状態です。触ると手が真っ黒になります。
雨にさらすとあっという間に錆びますので、あえて錆びさせたい人にもオススメですが、そのまま家具などを作ると、載せたものが真っ黒になりますので、塗装をして使った方がよいです。
白は溶融亜鉛メッキ仕上げ品です。
やはり手は黒くなるし、油も付きます。汚れを拭き取ればそのまま使えなくもありません。
配管の雰囲気を出したいときはそのままがいいでしょうが、塗装をしてもOK。ただし、塗装をする場合はプライマー処理をして油分を取ってから塗るのがよいです。
そうしないとだんだん塗料が剥がれてきます。
ちなみにプロの配管工はプライマーよりも安い錆止め塗料を一度塗ってから塗装をします。錆止め効果もあり、一石二鳥です。
工場っぽい雰囲気があります。
だって工場のエアー配管でよく使われますから。
さて、鉄管のサイズです。
VPパイプのサイズ規格とちょっと違うので注意してください。
なにやら分数でかかれたサイズと整数でかかれたサイズがあります。
この二つはミリ表記とインチ表記の違いなのでどちらも使いますし、どちらも同じサイズのことを差します。
たとえば20というサイズは3/4とも言います。
20の方がミリ表記です。これも内径を測ると約20mmです。
面倒なことにミリ表記もインチ表記もどちらも良く使うので、このサイトでもイロイロな表記されている場合があります。なるべくミリ表記しているつもりですが・・・。
配管の種類、形、サイズがわかればあとは大体OK
DIYを楽しみましょう!!
・・・でも最後まで読んでもよくわからんという方、
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