チャートリーディングの基本③―練習方法
練習方法
チャートはランダムに選ぶ
私の日々の練習方法は、個別株の条件を満たした銘柄(別記事「チャートリーディングの基本①」参照)をランダムに選んで、表示された場所からそのまま読んでいきます。
「得意な場面を戦おう」という意見もよくありますが、確かに実際に資金を投じるときはそれで良いかもしれません。しかし、得意な場面だと思って戦ていたはずが、想定とは異なる動きからいつの間にか局面が変わってしまっていたということは、トレードのあるあるな気がします。そのままシナリオの修正を行わずに持ち続けてしまえば「塩漬け」に、または「損切」に繋がる場面だと思います。
そんな時に大切な資金を守れるように、資金効率を下げることがないように早期生還を果たすべく行っているのが「コスト管理法」で、相場がどう動いても全てを想定内にし、神頼みなどせず戦いきることが出来るように、局面は選ばずに練習を行い調整をしています。
おすすめ
人によってはなかなかハードルが高いかもしれませんが、是非おすすめなのが、練習は失敗も含めて第三者に公表する事。
人はなるべく恥をかきたくないと思うのは自然な事だと思います。
私はというと、他人の前で失敗することで、実トレードで損失を出した時と同じくらいダメージがあります(^▽^;)
失敗をした時は自分の目線が微妙にずれている事を示し、調整が必要な時です。その気づきを練習の場で得られることで、大切な資金を減らすことなく対処が可能になります。
なかなか恥をかくのは辛いですが、実際のところは無傷なので良いとは思いませんか? 年齢を重ねると余計に苦手な方も多いかとは思いますが、是非無駄なプライドは捨てる事をおススメします。(^^♪
練習の種類
①ストライクの練習
移動平均線のみで局面判断をし、より伸びしろがある方向を見極め狙いを絞る練習です。5日線(赤)が折れるたびに「売り or 買い」を行うのか、スルーするのかの判断を行い、そのエントリー理由を書き出して、その内容から入れるべき玉の大きさなど(本玉なのか短期狙いなのか)が明確になるので、自分が今客観的にチャートを見られているのかの確認が出来ます。
②建玉の操作
ローソク足も含めて建玉の練習(コスト管理法で玉を操作する)
実際のトレードと同様に各ローソク足の終値でエントリーの判断を行い利益をとるシュミレーション練習。ストライクの練習とはエントリータイミングが異なり、こうなるだろうという想定シナリオを描き、それに合わせて玉を積んで利益を取る練習。シナリオは数パターン思い描き、最悪のシナリオまでを描いて最悪プラスマイナスゼロで逃げられるように玉を操作する。
③過去検証
上記の2つの練習の際に迷いがあった苦手な局面や、実際にエントリーをしているチャートに不安な気持ちが生まれた時などは、過去の似たような局面チャートを集めてパターン分析を行い、その時に有効な道具の優先順位を確認します。
① 似たような場面を抽出。
② そのチャート毎に有効な見方をまずは書き出していく。
③ 数を重ねることで「仮説」が出来る。
④ その仮説が当てはまるのかどうかに目線を切り替えて結果を得る。
⑤ その局面に於いての優先順位が自分の中で決まるので、また日々の練習の中で慣らしていく。
といった感じが現在進行形の練習方法です。
今後はこの練習を記録として失敗も含めて載せていこうと思っているので、
具体的なやり方などはその中で見ていただけたらと思います。