"眠ってできる無痛の歯科治療”歯の治療に静脈内鎮静法・麻酔法を使うメリットって何?!
"痛くない怖くない" 精神的メリット
静脈麻酔法は「心の不安・苦痛」を取り除くことを目的としていることは前述致しました。具体的には、静脈麻酔法を用いることで、“治療中の記憶が残らない”ことを意味し、治療に関する恐怖心から解放されるということが最も大きなメリットであると考えます。
この麻酔法は、主に、
・歯科恐怖症
・嘔吐反射過敏症
・パニック障害などの病状を有する患者さんにとって特に有効です。
"短期集中治療が可能" 時間的メリット
一般的な保険診療での歯科治療では、1回の治療時間が短い場合は15分程度、長くとも30分程度が多いかと思います。1度に長時間の治療を行うことができれば、1回の来院で沢山の治療箇所を1度に終了させることができますが、長時間、お口を開け続けることの苦痛があったり、また保険診療の制約(ルール)上、1回にできる内容が制限されているなど、様々な事情で、長時間の治療行為が実質できないという事情があります。当院では、上記の制約をなくし、「1度に多くの治療を行うことで、来院いただく回数を減らし、患者さんの不安な時間を減らし、患者さんの時間を大切にする」ために、静脈麻酔法を主体とする術式と自由診療型の歯科医院となっております。
結果として、一般的な歯科医院様と比べても、治療期間・来院回数が少なくてすむというメリットがあります。
"安心安全な無痛治療" 医療的メリット
静脈麻酔法を行うことは、無痛ということだけでなく、医療品質上も様々な恩恵があります。患者さんのルート(点滴)をとっていることで抗生剤・鎮痛剤を直接投与(いつでも薬剤投与できる状況)でき、薬剤効果が安定して良好な状態を維持できます。また、CGFなど血液を用いた再生医療を同時に実施可能であり、これは特にインプラント治療や抜歯後の予後を良好なものへと導くことに貢献しています。
また、局所麻酔を行った時の痛みを感じることすらないため、尖端恐怖症の方にとっても安心であることに加え、緊急時にも、救急薬品の迅速な投与が可能となるなど、数えればきりがない程のメリットを有するのが、静脈麻酔法であるといえます。
眠るほどの麻酔をしても身体に負担はないの?
静脈鎮静法・麻酔法は、近年では「胃カメラでの検査」「大腸ファイバーでの検査」など、一般的な検診事業でも用いられるようになるほど、安定した安全な麻酔法として、導入されている歴史と実績のある麻酔法です。
いわゆる、心臓の手術など大掛かりなオペの際に使用される全身麻酔法ほどに強力な麻酔薬を用いる必要がないため、麻酔の専門家による治療であれば、日帰り手術が可能な安心・安全な無痛歯科治療法です。
万一緊急事態が起こった時でも万全の医療体制
当院のスタッフは全員、救急救命における研修を修了していることはもちろん、AEDをはじめ、救急蘇生のための基本的設備をクリニック内に完備しております。静脈麻酔法を取り扱う関係上、緊急対応に関する環境づくりは必須のものと当院は考えており、常に万全を期した環境づくりに努めております。
また、当院は内科をはじめ様々な医療機関が集合している場所に立地している他、大型の総合病院・救急病院が近隣に複数存在する場所にありますので、緊急時にも連携して対応することができる安心の環境にございます。
静脈内鎮静法・麻酔法のQ &A
当院へお越しいただく患者様からよくいただくご質問にお答えします。
Q1. 麻酔後に本当に覚醒できるの?
A1.意外多いご質問が、「意識がなくなるほどの麻酔だったら、二度と目覚めないのではないか?」「麻酔のまま目が覚めなかったらどうしよう?」というご不安です。当院では、治療終了時に、静脈麻酔法で用いた薬剤に対する拮抗薬(その効果を打ち消すための薬)を投与し、確実に安全に目覚めていただけるところまでを医療行為の中に含めております。一般的な検診で行われる静脈麻酔法の場合は、検査後も拮抗薬が投与されず、ベッドで寝かされつづけたままにされることも多いようですが、当院では、きちんと患者さんが目覚められるその瞬間に当院スタッフが患者さんの横にいる状態になりますので、ご安心ください。
Q2.麻酔によって吐き気が生じるのでは?
A2. 確かに、麻酔から覚醒された後に、気分が悪いとおっしゃる方もゼロではありませんが、年間約2000名程度の患者さんのうち、年に1症例あるかないかの発生率であり、ほとんどの患者さんにとっては可能性が非常に低い状況です。また、そのような場合でも、吐き気止めのお薬を当院で投与しますので、すぐに快方に向かわれています。
Q3.服用中の薬との組み合わせの危険性は?
A3.当院では、事前にお薬手帳の確認をはじめ、服用中のお薬については治療前に確認させていただき、服用中のお薬との組み合わせで問題が生じる可能性がある薬剤については、事前に対応方法などをアドバイスさせていただいております。きちんと、現在の通院状況やお薬の服薬状況を当院スタッフにお伝えいただければ、お薬の組み合わせによるリスクが意図せず発生することはありませんので、ご安心ください。
まずは初診カウンセリングへお越しください!
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