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風の時代の生きたお金の使い方、お金の引き寄せ方

 幸せってお金で買えますか?

 こんにちはフクシンです。
 今日も、人に関するいろんなことを皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。

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 突然ですが、あなたは、お金があれば幸せですか?

 アメリカのブリンストン大学の調査では、生活に対する満足度は年収増に連れて高まりますが、幸福度は年収800万円までは増えるほど幸福度は上昇し、難しさやストレスが減少しますが、それ以上になると幸福度は上昇しにくくなるそうです。

 大阪大学の調査でも、年収500万円までは幸福度が上昇するが、1500万円以上は逆に別の悩み、家族や友人と過ごす時間が削られ、また防犯や周囲からの視線も気になるのでマイナスになる。
 高級品やブランド品も買った瞬間しか幸福感を感じないそうです。

 小森圭太さんの著書 お金と幸運の引き寄せ方では、われわれは人類が学んできた生存と子孫繁栄の要求は遺伝子で引き継いでいます。
 でも現代、特に産業革命から始まった地の時代では、その要求が形を変え、お金と豊富なモノがあれば、心地よく楽に生存し、反映するという要求でした。
 その価値観も、2022年から変わった風の時代においては、変化していくと言われています。

 小森圭太さんの著書 お金と幸運の引き寄せ方には、全米心理学会の元会長 心理学者マーティン・セリグマン博士が定義した、人生の3つの異なった幸せについて書かれていました。

 1つ目は快楽の人生。楽しさや快楽をできるだけ多く手に入れるために最善を尽くす

 2つ目は充実の人生。自分の強みや長所を生かして、夢中になることができる活動が日常にある

 3つ目は意味のある人生。自分という枠だけでは完結しない、何か大きな目的のために行う活動が日常にある

 快楽の人生は、幸福感がすぐに薄れてきます。それに対し、
 充実の人生や、意味のある人生になると、本当の自分を生きているという実感が高まり、幸福感が持続するとしています。

 風の時代には、お金=がまんして稼ぐものという思い込みの人は豊かになりません。またお金があるからといって幸せとは限りません。家族との関係、家が小さくても楽しい会話があるのがいいのではないでしょうか。
 今日は、風の時代のお金との付き合い方についてお話していこうと思います。

今日、お伝えしたいのは

自分らしくあるためにお金は使おう、そして・・・
このことを3つのポイントでお伝えしていきます。

本当の自分にお金を使う

 ライフスタイルコンサルタントの横田真由子さんの著書 シンプルでも「心ゆたか」に暮らす100のルールでは、自分にとって大切な「持っていたい」ものだけで調和された家が安らげる場所とされています。
 風の時代、風は目に見えません。真に美しい人ほど「優しさ」や「思いやり」など目に見えないものを大切にします。そこにいかに心を寄せられるかが「風の時代」の品格を左右するといわれています。
 自分の「好き」を大切にする素直な気持ちや、心地よいと感じるものに誠実な「本当の自分」が財産。
 人にも、「こっちの方が間違いなく喜んでくれる」と思った方をギフトなどでは選ぶ。お金を払うときも、このお金でどれだけの人たちの生活を豊かにし、潤すのかを想像して払うようにする。

 また、本当の自分らしくあるために、美しい空間、そして時間にもお金を使うということです。

 そう、時間は大切。

 機会損失が人生最大の心配事

 スティーブジョブスは「あなたの人生という時間は限られている。だから、ほかの誰かの人生を生きるなどという時間はない。自分の内なる声と直感に従う勇気を持つこと。ほかのことは2の次」と伝えています。

 楽な人生ではなく、楽しい人生。

 幸せになるとお金が集まる

 内側が整うと外側が整う

 Be=幸せのあり方 Do=それに向けて行動 Have=お金が集まる
この法則で、自分らしく幸せを追求すると、お金が集まるということです。

自分軸の世の中的に面白いものがお金になる

 スタンフォード大学の教授でフランスの哲学者ルネ・ジラールは、人間の行動は「模倣」に基づいていて、他人が欲しがるものを欲しがる傾向があると伝えてました。模倣の結果、競争を生み、競争はさらなる模倣を生む、私たち人間は模倣から逃れることができないとされています。
 まさに、地の時代の価値観です。

 このジラール思想に影響を受けたpaypalの創業者ピーターティールは、競争者はさらに自分の本来の目標を犠牲にして、ライバルを打ち負かすことだけに夢中になってしまう傾向があるといっています。
 ピーターティールは、投資家としても著名ですが、Facebookにも投資をし最古参の取締役としてマークザッカーバーグを支援しています。
 Facebookのどこに着目したかというと、ほかの誰もしないこと。
 結果、ご存じの通り、Facebookは今や世界一のブランドと成長しています。
 ピーターティールの投資戦術は「逆張り思考」。誰もがすることをするだけでは不十分で、人が息をのむような新しく意欲的なことをする企業に投資をするのは刺激的と自らが創業したファウンダーズ・ファンドのマニフェストに示しています。

 ここでピーターティールの示すスタートアップの10のルールをお伝えします。
1 きみは自分の人生の起業家である
2 一つのことを他の人を寄せ付けないほどうまくやろう
3 君の人生と会社に自分と結びつきのある人を的確に配置しよう。互いに補いあえる相手と組もう
4 独占を目指そう、競争からはさっさと身を引き他者との競合を避けよう
5 フェイク起業家になるな
6 ステータスや評判だけを基準に評価するな。ステータスに惑わされて下した決定は長続きせず、価値がない
7 競争は負け犬がするもの。まわりの人間を倒すことに夢中になってしまうと、もっと価値があるものを求める長期的な視野が失われてしまう。
8 トレンドは過大評価されがちだ。最新ホットトレンドに飛びついてはならない。
9 過去に執着するな。なぜ失敗したのか素早く分析し、あとは前を見て方向を修正していこう
10 成功に通じる秘密の道を探そう。その他大勢がすることを真似してはいけない。

 スタンフォード大学で彼が講義したときの記録が1冊の本になりました。そのタイトルは、ゼロトゥワン。
 素晴らしい企業には、3段階あって、

1 価値を創造する
2 長く市場にとどまり続け必要とされている。
3 想像する剰余価値の一部を資本に転嫁できる状態にある。

とあります。
 これらは、トーマスラッポルトの著書 「ピーターティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望」を読んで引用しているのですが、この本、なかなか面白いです。
 ピーターティールはすごいお金持ちだと思うのですが、お金を儲けようとしているのではなく、実は教育やヘルスケア、行政、エネルギー、社会が抱えるこれらの問題にテクノロジーをどう生かしていくのかに腐心している。

 トランプ大統領のときには、影の大統領と呼ばれるほど大きな資金と力を持った方ですが、グローバル化は、模倣にすぎず、本当に大切なことは、オリジナルで社会を変えていくこと。

 だから、トランプ大統領時代はアメリカン・ファーストとか、反グローバルリズムといわれていた理由がわかったような気がします。

儲かる、役に立つ、感情的な価値

 本当のお金持ち、ビルゲイツなんかもそうですが、自分のために使える以上のお金を持っている人は、社会のため、人のため、財団を創ったりしています。つまり、お金はある程度、自分が社会のために使えるようお金を儲ける考えにたてば、すぐに儲けることに腐心することもなく、肩の力が抜ける。
 この考え方に立てば、投資なども大きく変わるように思います。

 先日、YouTubeで、㈱スペースデータ代表の佐藤航陽さんとホリエモンのメタバースについての対談がありました。
 バーチャル渋谷のお話とか、未来の行政のお仕事にもつながる魅力的なお話がありましたが、未知な体験をスタートアップは常につくっている。
 儲かるだけの時代じゃ無くなってきて、儲かる、役に立つ、感情的な価値3つのバランスを取らないとやっていけない、というのが今の資本主義だと佐藤さんは言われていて、それがSDGsとかESGとかにつながってくるといわれています。

 日立製作所が設立した企業ハピネスプラネットは、スマホアプリで幸福度を測定し、モノに対する利用者の満足度のほか、移動や買い物のどこが人を幸せにするかのかの把握、金融サービスや医療、介護にも生かしていこうとされています。
 物質的な豊かさが不十分だった時代は、足りないものを供給することがビジネスになったが、現在は「生き生きと仕事ができる」といった心の豊かさが求められているといわれています。そのためハピネスプラネットでは、こうした社会に向けて新しい事業を作っていくとしています。

 まさに風の時代の企業経営を支える基盤ですよね。

 アプリには、AIが「今日はこんなことに注意を向けるのはどうか」といったレコメンド機能や、チーム内で「プチ報・連・相」を行う機能もあり、ぼくもダウンロード見たんですが、今は個人のログイン機能はなさそうです。

 同社は2018年頃から83社、約4300人に対し、Happiness Planetの実証実験 「働き方フェス」を実施され、1回当たりの期間は約3週間で、これまでに4回実施し、持続的な幸せを得られる能力を表す尺度「心の資本」が3週間で約33%向上し、これは10%の営業利益向上に相当する結果を得られたということです。
 持続的な幸せ指標はHEROを頭文字にして、Hope=自ら道を見つける Efficency=自信を持って行動する Resillience=困難にも立ち向かう Optimism=物事の明るい面を見る
を設定し、測定しているそうです。
 ハピネスプラネットは、計測した幸福度をさまざまな場面で活用し、「ハピネスウエルビーイング産業」を生み出していくとしていています。
 10億人以上が持つスマートフォンにアプリをダウンロードするだけで、この動きに参加することができる。今後は、“幸せを生んでいるかどうか”があらゆることの物差しとなり、就職や取引、サービス導入時にも考慮されるようになるのではないか。一方、サービスを提供する側は、従業員の幸福度改善に努めていく必要があるはず」と代表取締役CEOの矢野和男氏が語られています。

 ほかにも、パナソニックが人の感性に訴求することを狙った製品の開発や、アサヒ飲料が消費者が本当に望む飲料開発を研究しているなど企業の人の幸せに関する研究が進んでいます。

 風の時代、自分らしくあるためお金を使う、自分の感覚を信じて儲かる、役に立つ、感情的価値3つのバランスで創造し、引き寄せる。お金を得る。これが、自分も社会もハッピーになるのではと思います。

これからまた、ぼくのマインドセットとして自分に言い聞かせるための、人に関するいろんなことを皆さんにも共有しながら、一緒に学んでいきたいと思います。

 今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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