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【悪用厳禁!】ブラック企業・無能な社員はこうして生まれる~やる気と満足・不満足2つのポイント

フクシンです。

 みなさんは、自分のこれまでの人生、満足していますか?こう聞かれると、満足していますって答える人はどれだけいるでしょうか。また、満足するってどんなことがあれば満足するんでしょうか。

 ぼくは、人とテクノロジーをタップダンスでデザインする地方公務員としてキャリアコンサルタントのお話やプログラムミング、タップダンス、公務員のお話などを発信しています

 ハーズバーグは1923年生まれ、今から100年ほど前ごろに活躍したアメリカの臨床心理学者です。ハーズバーグが提唱した二要因理論は、人がどうしたら満足したり、不満足を感じたりするのかを整理しています。

 今日はそんなお話、自分にも置き換えたて満足、不満足を考えてみたり、またブラック企業に落とし込まれる、そんな仕組みについてもぼくなりの考え方をお伝えしたいと思います。

 今日は、組織のマネジメントをされている管理職の方や営業職の方など、人と関わるお仕事をされている方。また就職活動をしている学生さんなんかも最後まで見ていただくと、自律的に自分が仕事を選び、幸せなキャリア生活を送れるヒントになるかと思います。

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 では、さっそく二要因説をお話していきましょう

人が満足するとき、不満足を感じるとき

 人が満足するには、動機付け要因が必要ということです。

 動機付け要因とは「達成すること」「承認されること」「仕事そのもの」「責任」「昇進・向上」といった、仕事の満足度に関わる要素です。
 動機付け要因は、促進要因とも呼ばれ、「ないからといってすぐに不満が出るものではない」ものの「あればあるほど仕事に前向きになる」要素です。

 例えば、達成感を感じる、人から承認される、向上すると、満足する。また、それがなければ、満足はしないだけで、不満にはならない。いわゆる無味っていう感じなんでしょうね。

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 人が不満足を感じるのは、衛生要因が原因ということです。

 衛生要因とは「給与」「福利厚生」「経営方針・管理体制」「同僚との人間関係」「監督(上司との関係など)」といった、仕事の不満に関わる要素です。
 衛生要因は、不満足要因とも呼ばれる「整備されていないと社員が不満を感じる」ものの「整備していても満足につながるわけでない」要素です。

 例えば、給料が上がる、上司や同僚との人間関係がよくなるというのは、それまで不満だったとしたら、不満が解消されることはあると思います。でも、満足しない。

 これまで、ぼくも仕事などで、満足するときもあれば、不満を感じるときがあります。でも実は、満足・不満足というのは、違う軸で動いているんだということがこのセオリーです。面白いですよね。


ストックで自分の評価を

 衛生要因は見栄・虚栄。でも人にちょっと言いたいこと。自慢したいこと。自慢できないから不満足。自慢できるようなら満足にはならないということでしょうか。

 反対に動機づけ要因は、人には伝わりにくいこと。自分の価値観に訴えかけるもの。だから人には伝わりにくいもので、でも自分の中に確かに持っているものでしょうか。

 職務状況の報告とか人事評価ってのが今どこの地方自治体にもたぶんあって、人事考課のためにすることなので、それはそれで大事なんですが、

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 でも、これから、キャリアはひとつの仕事を人生を通じてやり遂げるというのとは、違う働き方になると思います。

 面談していて思うのですが、みんな仕事には真面目でいいこと書いてくれるのですが、でも大事なのは、仕事を通してその人が新たに成長することこそが大事で、あんまりそういった面談は少ないように思います。仕事自体は何とかなるけど、その人がこんなことができるようになった とか、こんなことが学べた とか、そんなことが本当は聴きたいですね。

 これは、みんなが悪いんじゃなくて、仕組み自体がそうなっているからしょうがないのかもしれません。そんな仕組みが、変わるべき時になっているのかもしれません。

 セルフ・キャリアドックとは、キャリアコンサルティングとキャリア研修などを組み合わせて行う、従業員のキャリア形成を促進・支援することを目的とした総合的な取組みです。

 セルフは自分、キャリアは仕事だけじゃなくて人生そのもの、ドックは人間ドックのようにメンテナンスするってこと。つまり自分で仕事や人生を通したメンテをする機会が、最近キャリアコンサルタントの中では進められています。

 動機付け要因は、たぶん職務状況報告のようにフローで仕事を考えるんじゃなくて、ストックで人を考えることが大事だと思います。達成感のあとの自分、評価された自分が誇らしい。でもそれは自分の中にある。それを点検するセルフキャリアドックは公務員でも大切ではないでしょうか。

 地方自治体から、力をつけて企業でも活躍できる人材になれるとか、そんなことが求められると思います。

 その一方、衛生要因である例えば給料などは、最低限暮らせるだけあればいいですよね。もしかしたら、大金持ちよりも満足できる自分がいるかもしれませんよ。


 ぼくが公務員で動機づけ要因として意識できたのは、やっぱり仕事をやりきった時。でもぼくらの仕事は、ここでやりきったというゴールが見えにくくて、振り返って1年2年ほどしてから、あーできたな!って思い返すような感じです。やっている途中は全速力で走ってるんで、満足を感じている暇はありません。でも案外自分で自分をほめて、勇気づけています。

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 衛生要因で意識したのは、めちゃハードだった時期に、手当をもらって納得したことかな?でも基本的に、不満足は人間関係も含めて感じることは少ないように思います。

 でもそんなこともないか・・・・

 あえていうと、もう少し贅沢してみたいな。

 夢のような生活。でもこれはないものねだりなのかもしれません。


人をコントロールするには、動機づけ要因と衛生要因をうまく使う

 例えば、ぼくが仕事で人に動いてもらうときに、その人のいかに得になるか、達成欲に語りかけるようにします。

 何をしたいのか、

 その人の次につながる発展性をどう伝える、プレゼンするかが大切です。

 その時に、わかりやすく、ぼくは”業界初”というのを共有できるよう、大切にしています。

 公務員の世界って、ほかの真似をしても許される、特殊な世界です。だから、業界初ってのは、業界初の事例ってのはハードルも多くって、ほかの自治体はその動向を見て、動くことが多いです。だから特殊な世界です。

 でも業界初ってやっぱり動機づけ。初っての、モチベーション上がりません?

 次に、その条件面を整理します。動くうえでハードルになることは何か。つまり衛生要因。条件面や支援できることや役割分担。動きやすい条件をそろえていきます。

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 結局どんな仕事もこういう仕組みに動くわけで、AIがいかにいろんな部分を担おうとしても、人の欲には勝つことはできないと思います。


本能的に動機付けは響感、衛生要因は折り合い

 僕の思うことをお話ししたいと思います。

 動機付け要因は、〇〇したい!っていう、人の本能に訴えかけるものだと思います。人は、究極的に人に認められたい、その向こうに自己実現ってのがあります。

 これは、マズローの五段階要求説で以前お話したように、人は

1. 生理的欲求
2. 安全の欲求
3. 社会的欲求
4. 承認欲求
5. 自己実現の欲求
の五段階、さらにその上に自己超越の要求を求めて、下の階層から順に求めていくという説があります。

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上の2段階、承認要求と自己実現の琴線に触れるために、本能的に人は動機づけを求めていると思います。

 その一方、衛生要因は、生理的要求や、特に安全の要求に触れるもので、給料や勤務時間、福利厚生や人間関係、自分がやばい!と思われることが生じたときに、不満を生じるのではと思います。

 お金とかそうなんですが、いくらあっても困らない。安全っていくらあっても困らない。だけど、逆に言うと、どこまで行っても満たされないものなんじゃないか。そう思います。

 たぶん公務員は、犯罪にならない限りは首にならないから、生活できる基盤ができれば、お金はそこそこでも、自己実現を求めていくんじゃないかと思います。

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 ビジネスの世界で働いている皆さんは、自己実現が評価されて、成果が安心の要求につもつながる、またさらに上を目指していくという好循環があります。

 また逆に、俗にいうブラック企業なんかでいうと、頑張ったのに成果に結びつかない。お金にはつながらないので、安心・安全の増加にはつながらないといって自己実現の要求と安心の要求のギャップが生まれる。ようするに、安心の要求がなければ、自己実現もくそもないというもの。そのうち、安心の要求が壊れてしまうというものではと思います。

 また、逆に無能社員と呼ばれる人は、自己実現は仕事にはなくて、安心できるだけのお金など衛生要因を求めて、自分のビジョンとか、社会で役割を担って存在意義を考えるとかが無いとか、そんな感じじゃないかと思います。

 今日も最後までおつきあいいただきありがとうございました

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 フクシンでした。

 また次の動画でお会いしましょう。

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