【就職は墓場だと思っているやつ見ろ!】ライフワークと仕事の両立の流儀
ライフワークと仕事の両立って、できると思う、できると思わない?
皆さんは、就職したら好きなことができなくなる。そう思っていませんか。
僕も学生のときそうでした。ぼくは20歳のときにダンスに目覚めて、それからプロになると本当に思っていましたから、何とか社会から逃れようと、大学院に行くことさえ考えました。時間をかせぎたい。でも大学院に行く頭もなく、時間の融通の利くと思っていた公務員になろうと、試験を受けました。
でもすべて落ちて、結局経営コンサルタントに就職したのち、もうどうで通らないと思って次の年も試験を受けたら、補欠合格。
そう、公務員は時間が自由になると思ってなったわけで、公務員の仕事をしたくて、この仕事を選んだわけではありません。
30年経ってプロにはなっていません。でも、これまでライフワークと仕事は両立して、両方とも充実してきたと思います。結構、これって、これから仕事を始めていこうって方、社会人になりたての方、当時の僕のことを思うとうらやましい姿かもしれません。
好きなことを仕事にしてきたわけでない僕が、どうしてこんなことを言えるのか、今日は、これまでを振り返りながら、仕事とライフワークの両立について考えてみましょう。
就職すると、好きなことが出来ないと思っている就活生の皆さん、将来に悩んでいる皆さん。10分ほどおつきあいいただくと、あなたの新しい生活スタイルが見えると思います。
今日お伝えしたいのは、
ライフワークと仕事の両立は、その両方をじぶんで納得がいくよう全力でできてこそ、その資格が生まれてくる
そのことを3つのポイントでお伝えします。
仕事の流儀
仕事は嫌いなので誰よりも短時間で
ぼくは、大学卒業後1年間経営コンサルタント会社で働いてから、市役所に補欠合格で入りました。
経営コンサルタント会社は若い会社で、年代も近い人が多かったのに対し、入庁した最初の部署では、10年ぶりの新人として歓迎していただきました。市役所は残業がないところ。こう思いこんで入りましたが、入って数日したある日、今日は残業ということばを当時の上司の方から聞き、愕然となりました。「詐欺!」
当時は、残業することが一生懸命仕事することっていう価値観が色濃くある時代。「これは残業でする仕事」と最初から課で決めているという状況がありました。でも結構、頑張れば時間内に終われる。そう思ったぼくは、水面下でできるだけ片付けて、時間外勤務しなくてもいいように仕事を進めました。
このころから、ぼくの残業嫌いは庁内で有名になりつつありました。
また、朝も僕はチャイムぎりぎりです。これは、オンとオフをはっきりさせ、オンの時は全力疾走で課題を秒でこなしていく。そんな仕事のスタイルをイメージしています。おそらく、一番勤務時間が短い職員を目指しているといっても過言ではないです。
そんなポリシーをもっている人間が、逆に残業の多い部署へとどんどん異動させられていきます。不夜城と呼ばれていた部署、夜9時から始まる会議に参加する仕事のある部署、トラブルが常に隣にある部署など。でもそれぞれの部署においても、ライフワークの時間が削られることはありませんでした。
それは、「仕事は嫌い、最短で終わる。」確固たるポリシーで仕事を進めてきた結果、上司や部下など周りの理解と協力、あきらめを得られたこと。これだと思います。
仕事には興味があることも出てきます。でも、
「仕事は嫌い、最短で終わる。」
このポリシーは絶対です。
文句言わせない目出つ仕事の質を
でも、短い時間とはいえ、ライフワークを理由にして、仕事の質が低下しては、説得力がありません。仕事は、だれに見てもらっても、評価されるような成果を上げることは大切です。
だからこそ、ぼくはなるべく目立つ行動、人に評価されやすい仕事の取り組み方をします。
仕事で得られた知識は、ライフワークでも活かせる
お仕事で得られる経験や知識は、ライフワークにたくさん活かせることがあります。それは公務員でも、いや公務員だからこそというところがあります。
地元に密着して、まちの人たちとまちづくりの構想を描く。こんな仕事をしていた頃がありました。ちょうど、担当していたまちづくり団体が、地域での輪を広げていこうと、あの手この手で広げていく。活動を広げるのは、一人で始める。でも一人では続けられない。だから、多くの人が関わる仕掛けが必要だということが学べました。また、地域ではいろんな意見を持った人がいて、賛成を増やすこと、反対されないこと、この戦略は学びが大きかったですね。
財政系の仕事では、国の地方財政の制度に振り回される自治体の財政の姿を実感しながら、でも自制の仕組みを持つこと。意思決定の大切さ。中長期の視点で何が大切かを見ることが大切ということを学びました。
企画系の仕事では、時代の変化に対応することが大切で、市民目線で自分の立場で変えられることは全速力と全力でやることを学びました。
教育系では、こどもたちが置かれている現状などに触れることもできました。
それぞれの場面で、とても充実した時間を過ごさせていただきました。
そして、なにより、ライフワークにも通じるこのことを学びました。
それは
本気の企画は3回押せ
3回までは折れるな
お世話になった分、仕事で足跡を残す
たぶん、ほかの誰よりも面白い時間を仕事では過ごさせてもらいました
ほかの誰よりも学べた
だから、ぼくは何か足跡・財産を残さないといけない
そう思っています。
次の世代にもつながる足跡を
ライフワークの流儀
時間をきめて答えを出す
さて、ここからはライフワークの流儀です。
とにかく、やりたいことが沢山あります
・タップダンスの作品づくり
・タップのイメージ作成
・YouTubeでの発信
・DTM楽曲制作
・ピアノ
・サックス
・ボイストレーニング
・スラップべース
・投資
・ホームページ運営
さらに、次の展開としてオンラインサロンなどもできればと思っています。
これらをやみくもにやるんじゃなく時間をきめてやります。
時間内にやりきれなかったら、その時点での答えで進みます
また、一週間で一日で、チェックリストを作り、それをできた順に消し込むと、できた実感が湧いてきます
成果をアウトプット
時間とコストをかけた分、今度はいろんな人に発信してみます。
YouTubeやInstagram Twitter TikTok などのSNS
舞台、いろんな見ていただける場面を創って、それが共感できるものか。
市場調査=マーケティングです。
結局、すべてはじぶんに還る
でね、仕事とライフワークの流儀を進めてきましたが、双方同じようなスタンスですすめることとなっていませんか?
これが、最近2つがつながっているということなんだと思います。
2つに共通することは、どんな世界でも、成功する人は、折れない心と達成欲が大事です。
仕事とライフワークは、公私混同しないよう分けるスタイルを仕事を始めてからは続けていました。
ダンスという分野はとかく、その世界に触れていない方には誤解されて伝わっていることが沢山ある。
いくつか例を挙げると、その人たちに罪はないのだが、ダンスといえば、高齢者になって始める社交ダンス、レオタード、白タイツがまぶしいバレエ、中高生にみられるストリートダンス、タップに至ってはフレッドアステアに代表されるタキシードとステッキといった具合。
でも、それらの例を挙げられて、「へーそんなことしてるんだ」って思われるのもすごく嫌で、何よりいちいち説明するのが、とても面倒くさいというのもあって、あえて自分から説明することはしませんでした。
でも、社会から見ると、ダンスとか表現の世界はこれが現実なのかもしれません。
だから、会社では積極的には発信してません。それは、何か、仕事の立場を利用してライフワークを進めることがほかのプロのダンサーからすると、アンフェアな感じがしていたからです。
でも、ライフワークが仕事上で生かされる場面も出てきます。お仕事でご紹介いただいた大学の関係の舞台をお手伝いすることとなったり、音楽を創る機会をいただいたりと、人生、どう転がるかわかりません。
これまで振り返って、とりあえず仕事とライフワークとの両立は成功したんだと思います。
どうして僕は成功したかというと、「こうしたい!」ということを言葉に、行動に表し続けたこと。そのイメージを固定化させられたこと。そして何より、周りの皆さんの理解をいただけたこと。そのためには仕事も頑張ったというか、楽しんでできたこと。だと思います。
今、就職して、自分の時間なんてないって思っているあなた。これから就職で墓場しかないって思っているあなた。
本当に何かを動かそうとしていますか?言葉に出してますか?行動してますか?
無理とおもったところから無理です。その時点であきらめてください。
やるのなら、宣言する、自分で勝つと決める。やりきる。仕事もライフワークも。
そしてブレない。
泣きたくなる時は泣いたらいいし、どうにもならないときはさけんだらいい。
でも、ブレないじぶんだけは大切にしてください。
補欠合格のぼくでもできたんです。ほんと大丈夫。その気があれば。
就職は墓場なんて全然ちがう。本気のお楽しみはこれからです。