「心の底から関わり合うためにどんなことをしますか?」
本日の担当はカウンセラーのMです。
よろしくお願いします。
「就活なんて騙しあいですよね」電話相談でそう同意を求めて来られた学生さんがいました。
皆さんならどう応答されるでしょうか。
COとしては「そうですね」も「違いますよ」もないので、「どうしてそう思うのか、詳しく教えてもらってもいいですか?」と投げかけていくのみです。
就活の過程で、求職者と企業はお互いを「知ろう」「分かろう」とさまざま工夫を凝らします。
お互いに「本音」をむき出しで伝えることのリスクを考え、探り探り・・・。
学生さんはその過程を「騙しあい」と捉えたのかなと推測します。
そういう側面はありますよね。
多くの場合「分かり合えた」となるのは、「私が言いたいことが言えた。私が受け入れてもらえた。」と感じた時ではないでしょうか。
十分言えた。
相手は頷いていた。
笑っていた。
質問してくれた。
だから分かり合えたハズ。
そうやって、相手方の「心の底」を推し量る。
時に苦しくて切なくて、孤独な作業かもしれません。
どこまで行っても「私」は「私」でしかなくて、相手方の「本当の本当」なんて、計り知れない。
もしも誰かと「心の底から関わりあう」関係を結ぶなら、「心の底からわかった」などと決して相手を侮らないで、緊張感を持ち続けないといけない。私は「心の底から関わりあえる、わかりあえる」なんてこと、正直1mmも思わない。
そういうことを軽々しく講釈する方がいたら、その方と関わることはあっても絶対に分かり合えない。
そこだけは明確です。
それでも「心の底からあなたに関わりたい」思いを伝えるなら、こういうことかしら。
このまま歌える方はオーバー50?
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