データ集計で切り捨てられるもの
2022年7月から、大阪デザインセンター(ODC)のfacebookでニュースや雑誌の記事、プレスリリースなどをピックアップし、スタッフが感想などを添えてご紹介してきましたが、noteのほうが相性がいいのではないか? facebookではつながっていないけれど、デザイン経営に関心の高い皆さんに、たくさん読んでもらえるのではないか? という下心が芽生え🌱こちらも動かしてみることにしました。
どうぞ、よろしくお願いします。
さて。下の記事は、今年6月に発売された『企業の「成長の壁」を突破する改革 顧客起点の経営』の著者である西口一希さんと一橋大学大学院教授の楠木建さんによる、日経ビジネスの対談シリーズの二回目です。
頭でわかっていても、なかなか実践できない
「顧客起点」
についてのトーク、とても面白いので、よかったらリンク先も読んでみてください。
私がとくに気になったのは・・・
というくだりです。
大阪デザインセンターも、週末夜に開催している「SEMBAサロン」などに参加してくださった方を対象に、アンケートをとらせていただき、今後の事業に生かしていこうとしています。
ところが、その結果からは(詳しい数字までは出せませんが)、「このテーマが群を抜いて大人気だ!」「中小企業さんの課題は、ここに集中していたのか」みたいなものは得られませんでした。
集計結果をグラフにしても、”見える化”された感じがしないのです💦
よく言われることですが、ニーズや課題が ”多様化” あるいは ”個別化”されてきた、ということかもしれません。
数字の大小を見るのではなく、
回答してくださった皆さんのお顔を思い浮かべながら、
あぁ、〇〇さんは、いまこれに夢中だから
こんな悩みがあるんだなぁ。
だったら、こんなことでお力になれるのでは・・・。
と、具体的に考えなければ、アンケートを顧客起点のマーケティングに生かすことはできないのかもしれません。
ふと思ったのが、スタッフ側についても同じかな?ということです。
ひとりのお客様に対して、私ができることと、他のスタッフができることは、それぞれ全く違うはず。
だからこそ面白いし、サービスにも幅が出る可能性を秘めていますが、組織として動くとなると、ついつい必要以上に足並みを揃え、均一なサービスを提供することにこだわってしまいがちです(よね?)
まずは、noteを署名入りで書く!
くらいの小さなアクションから始めて、
このほうが、共感してもらいやすいのかも?
といった実感が組織の中に芽生えてきたら、広報以外の業務でも、もっともっと個性を出せるシチュエーションが増えてくるかもしれません。
(スタッフ・服部)