職場でのコミュニケーション②~カウンセリングを学ぶ理由~

最近でこそ、「キャリアコンサルタント」が国家資格になり、職場でキャリアコンサルティングが推奨される会社も増えていますが、資格だけ持っているとか、キャリアと言っても従来の働き方に囚われていたりすることが多いので、結局はあまり行かされてない、そんなふうに思う人も多いのではないでしょうか。

僕は、「心理学を学んでいる」と言うと『心を読まれそう』とか、「日本メンタルヘルス協会で学んでいる」と言うと『病んでるんですか?』とか、「カウンセリングの勉強をしている」と言うと『身近にそんな人がいることが問題だ』とか、そんなことを言われる経験を多くしてきました。

でも、カウンセリングは会社の、特に部下を持つ人にこそ必要な内容だと思っています。
部下から『辞めたい』と言われたときにどう答えるのか、そもそもそれ以前に相談を受けられないような会話や対話、面接しかしてこない人の割合がどのくらいいるのか、いつも不安に思います。

カウンセリングを学ぶということは、その人の悩みに向き合い、まっすぐに「聴く」ということ。
これができるだけで、きっと職場は劇的に変わると思います。
かつて、僕の部下が、僕の転勤後にプチ鬱で出社できにくくなっていたことを聞き、心から残念に思ったことがあります。
今なら、今の僕が近くにいたらもっと話を聴けたのに、と。

多くの人が「カウンセリング」を学び、本当の意味で活かせる職場が増えるといいなと思います。



写真は東京で開催した勉強会「まなvi☆va」での模擬カウンセリングの一場面です。

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