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メンタルを鍛える~解釈のトレーニング~
こんにちは、大島旺起です。
よく「メンタルが強いですね、落ち込むことはありますか?」と聞かれます。その時の回答は、“もちろんあるよ”です。
ですが、それを表に出すか出さないかは自分次第だと考えています。
パーソナルトレーナーという対人の仕事をしている以上、自分がどんなメンタルかは目の前の人には関係のないこと。クライアントさんに貢献すると決め、自分のやるべきことに集中しています。
しかし、いろんな経験を乗り越えて強くなっているのも事実です。むしろ、物事に対する捉え方をトレーニングしてきた結果だと思っています。
物事をポジティブに捉える
例えば、自転車で転んだ時、本来なら「ついてないな」と思うところを、「大きな事故にならなくてよかった」とポジティブに捉えるようにしています。
思わぬ出費が重なったときも、「お金が全然なくてやばい」と思うのではなく、「これをどう乗り切るか、自分!」と奮い立たせるようにしています。
事実は一つ、解釈は無数
事実は一つ、解釈は無数。という言葉があります。
この言葉を実感したのは、ヨーロッパの靴売りの話を聞いたときです。
あるアフリカの国に靴を売りに行ったセールスマンAとBがいました。
空港に到着すると、Aは「この国では靴は売れません、誰も靴を履いていないから」と言って帰国。
一方、Bは「大至急、大量に靴を送ってください!誰も靴を履いていないから」と言い、結果を出しました。
この二人のセールスマンが見たのは、「誰も靴を履いていない」という事実だけです。その事実をどう解釈するかで結果が大きく変わったのです。
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この話を聞いて、自分が求める結果や成果を出すために、効果的な解釈をすることを決めました。考え方や捉え方は、今まで生きてきた数十年のクセがあり、すぐには変わらないものだと理解しています。
いつもポジティブなわけではなく、メンタルが鋼でできているわけでもありません。大尊敬する経営者の方々と比べると、自分はまだまだ伸びしろだらけです。でも、それも受け入れているからこそ、毎日考え方や捉え方のトレーニングを続けています。
まとめ
メンタルの強さとは、出来事をどう捉えるかにかかっていると感じます。落ち込むことは誰にでもあることだと思います。しかし、自分の感情や状況に対する捉え方を意識的にトレーニングすることで、困難な状況でも前向きに乗り越えられる力が養われると信じています。
何が起こったかの事実は一つでも、その解釈や反応は無限に広がります。自分の結果や成果を意識して生きることで、日々成長を実感できるのです。
今もこれからも、考え方を柔軟にし、ポジティブな解釈を大切にしていきます。