見出し画像

#39 1農家が経営している面積はサッカーコートサイズ

そもそも農家はどれくらいの面積を経営しているのでしょうか??
今回は経営面積別の農家数について考えます。

※前提として、専業農家以外の数字も含まれています
(兼業農家や高齢農業者など)ので、ビジネスとしてされている農家の平均とは思わないでください。

ほぼサッカーコートサイズを管理している

全国の面積別経営体数(農林業センサスより)

全国の面積別経営体数のボリュームゾーンは0.5~1haです。
サッカーコート1面くらいになります。

2015年から2020年にかけて、全体の農家数は22%減っているものの、10ha以上を経営している農家数は増加しており(53,000件⇒55,000件)
大規模農家が増えています。

2020年時点で10ha以上を経営している農家数は全体の5%です。

大阪では??

大阪の面積別経営体数(農林業センサスより)

大阪もボリュームゾーンは0.5haくらいです。
ただし全国と大きく異なるのは、その割合が農家全体の非常に多くを占めていることです。

個人的には10ha以上の農家が9件あることに驚きでした。
和泉市×3、能勢町×2、池田市、泉佐野市、堺市、河南町

ちなみに、こちらのサイトを参考にして、露地なす0.5haでどれくらいの売上があがるか単純計算すると、、、
0.5ha→収量3500kg→売上110万円(314円/kg)→所得60万円です。

まとめ

今回のまとめです。

  • 大阪府、全国ともに0.5haくらいが農家のボリュームゾーン(専業農家以外も含んでいる)。

  • ただし、大阪はそのボリュームゾーンが占める割合が非常に大きい。

  • 全国では10ha以上を経営している農家数は増えている。

  • 大阪で10ha以上の農家は9件ある。

余談ですが・・・

ざっくり計算すると、
全国の農地面積の64%を、全体の10%の農家(5ha以上の経営面積)が管理していることになります。
大阪の場合は、全農地面積の36%を、全体の14%の農家(1ha以上の経営面積)が管理しています。)

いいなと思ったら応援しよう!