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#40 販売額1000万円に必要な面積は? ~販売額別/面積別の経営体数から考える~

農業を始める際にどれくらいの面積でどれくらいの売上なのか、目安を立てるのが難しいです。

面積当たりの収穫量や販売単価から推測することもできますが(厳密に考えるならその方が正しいかもしれませんが)、
どのデータ(単価、収量)を使えばよいのか、それが就農しようとしている地域にも当てはまるのだろうか、
など考えるのが難しいことも多々あります。

そこで、収量から積み上げるのではなく、
今の生産者の実績データを見て推測できるのではないかと考えました。

今回は農林業センサスの、面積と販売額のデータを見比べて、これくらいの面積でこれくらいの販売額になるという目安をみたいと思います。

羽曳野市~ぶどう・いちじく産地~

果樹産地の羽曳野市についてみます。

面積別経営体数、販売金額別経営体数(農林業センサスより)

表を見比ると、
「販売額1000万円には1ha程度は必要そう。」
(逆に言えば1ha程度で販売額1000万円くらいになりそう)
ということが見えるかと思います。

泉佐野市~キャベツ・タマネギ産地~

次に野菜産地の泉佐野市です。

面積別経営体数、販売金額別経営体数(農林業センサスより)

販売額1000万円には1.5haくらいは必要そう」ですね。
1haの面積は販売額500~1000万円くらいに対応しそうです。

能勢町~米どころ~

最後に米農家の多い能勢町です。

面積別経営体数、販売金額別経営体数(農林業センサスより)

販売額1000万円には5haは必要そう
やはり米の場合広い面積が必要です。

まとめ

羽曳野市と泉佐野市、能勢町では販売額を達成するのに必要な面積が異なりそうだということがわかりました。

もちろん、全てが直線的にリンクしている訳ではなく、品目によって面積と販売額の関係は変化してきますが、
おおよその傾向を掴むことはできると思います。

下のエクセルを活用して興味ある市町村について調べてみてください!

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