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【吹奏楽部】アニメ『響け!ユーフォニアム3』の感想(上手くなりたい!×吹奏楽部×人間関係の縮図)

◯終わって、ある意味でもハッピーエンドなのが良かった。原作と違い、真由がソリになったけど、部員も納得しているから別にいいかなと。何か、ソリが決まってからはトントン拍子だったから、逆に拍子抜け。まあ、見せ場はソリが誰になるかが問題だったわけで、最終話は予定調和なのだろう。人間関係で揉めただけに、ラストで久美子先生が出てきてよかった。

吹部の雰囲気×人間関係最悪

◯正直、今の吹部の雰囲気は最悪。久美子のソリは真由になり、パートの数も変更された。意外にも、緑まで久美子がソリが部内的にも良かったというし、去年までとは明らかに違う雰囲気。麗奈は滝先生の悪口を取り締まっているし、よく分からなくなっている。

◯原作を読んだ当初から思っていたが、全国金と言う割に部内の情報伝達が悪いし、久美子が忙しすぎて手が回っていない。麗奈はドラムメジャーとして人間関係よりも練習だし、副部長は何をしてる?となると、実は飴役で人間関係の調節もしてたりする。何と言うか、麗奈の意見が正論過ぎて、まわりが振り回されている感じがある。挙句の果てに、久美子と麗奈仲違いするし。

■ライバル出現で部長とオーディションはどうなるのか?原作を読んで

◯部長の久美子の苦しさが分かります。今までに無かった、自分と同格の上手さの真由。さらに、顧問の滝先生への部員の不信感など、これまでになかった状況になっていきます。特に真由とは非常にぎこちない状況が続いていて、久美子にとっては初めてのライバル登場ですから。明日香先輩、夏紀先輩、奏とは違い、明確に自分の立場を追い立てる人物なので見ているこっちがハラハラします。

◯真由も真由で物事をはっきり言うのは言いのですが、久美子が明確に言いたくないこともグイグイ話に突っ込んでくるぐらいですから。まあ、原作読んでいたら分かっていたことですが、画と声が入ると明確なイメージになるのですごくショックが大きいです。今までも、久美子達は立ちはだかる壁に立ち向かっていきましたが、部長と担当楽器の両方で戦う必要が出てきています。自分だけの時間を取れない中でライバルの真由が制御できないぐらい発言し、北宇治のオーディションを否定する。

◯まあ、失言が多い、というかハッキリ言い過ぎる久美子に似ているともいえるのですが。久美子からしたら真由は怖い存在でしかありません。ソロを麗奈とできるのかと言う問題もありますが、フラグを立てすぎていて、次のオーディションがある意味で読めてしまいますね。原作を知っていても、知らなくてもです。

◯原作を読んでいるとわたしとしては、序盤がかなりゆったりとしていたので、ギスギス感は少なめだったので演出を替えてくるのか?と思っていたのですが、真由関連、オーディション関連でギスギス感が出てきたのでどうなるか分かりませんね。よりギスギスになるのか、逆にすぐに解決してゆったり見れるのか。画と声がつくと、原作を知っていても感情が揺れ動かされますから、アニメってすごいです。本格的に久美子と真由の関係がこじれはじめてきて、山場に近づいている感じがします。

◯アニメを見ているが、原作を知っているだけに、あの展開はどうなるのか?と思ったりする。まあ、原作知っていると多くの人が思っていることかもしれないが。

■部長か部員か

久美子は部長として、部活運営に四苦八苦している。実際に部長としての仕事と、部員としての仕事は違うわけで、仕事の管理職に近いものはあるとは思う。自分だけではなくて、部活全体を見て、仲違いなど部活が円滑に運営できるように行動する。強豪ならレギュラーを獲得するために練習しないといけないからかなり過酷な幹部といえる。ユーフォニアムを見ていると歴代部長は苦労していたから、久美子の未来も気になる。

■原作かアニオリか

永遠のテーマだが、やはり気にはなる。3期は久美子3年生編なのだが、アニメにした時にどうなるか不安な場面が多く、今の時勢では叩かれそうな感じはした。今までは久美子は部員として自分のことさえ考えればいい、ある意味でお客さんの立場だったが、今回は部長として一筋縄ではいかない場面がある。もちろん完成度の高いアニメになるだろうが、今までは以上の困難をどう描いていくのが気になる。

■吹奏楽部部長の3期

ついにユーフォニアム3期が始まった。原作はすでに読んでいるが、アニメでは細かい描写が違って見えて面白い。新キャラの1年生とか読んでいた時のイメージと違うが、アニメと小説で違うのはよくあることだし、キャラデザがいいから気にならない。個人的には、真由が想像以上に可愛かった。原作読んでいると複雑だが、だからこその最終学年の雰囲気がある。

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