「何も足さない、何も引かない 素のまま、地のまま・・・」
セトレならまちで、吉野の酒蔵・橋本さんとコラボして日本酒をつくりました。100年ものの杉の木桶でつくった酒です。
Makuake|樹齢100年以上の吉野杉の木桶が生み出した日本酒『うつろうお酒・とろっと梅酒』|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス
現代社会においては、文明の進化によって酒の味もコントロールさせることが出来ます。米を磨けば味わいがよくなり、いわゆる飲みやすいすっきりした味わいになります。それが純米大吟醸と言われるものです。米も山田錦というブランド米が酒に向いているということで、よい酒づくりのような鉄則のように言われていますので、蔵元がこぞってその酒米を求めていきます。そんな発想とは真逆な取り組みをしています!吉野の地場産業である「林業」・・・その植林業によって製材された吉野杉・・・そして奈良、和歌山、三重の県境の山間部・・・山間部は文字通りですが、平地が少ないわけなので畑は少ないわけですが、その中で育てられた米・・・そして水
山間部だけに、物流も不便なことから保存食(奈良漬や柿の葉寿司といったものが有名ですが)が主食で育まれた風土、そして当然、海魚はないわけで、主に猪、鹿といったジビエが主流の食文化。そんな風土にあった食文化は、まさにその地域の自然な力でつくられた酒がよくあうのが理にかなった話です!まさに、その地域にあった酒は、その地域の資源でなるべくつくられるものが合理的だと思います!だから、何も足さないし、引かない・・・米も磨かない、天然醸造。
この思想から生まれた酒・・・そもそもその酒づくりの背景を伝えていくのがセトレのコンセプト・・・これは酒づくりの話だけではない思想だと改めて認識しました。まさに、地域資源を編集する・・・ホロ社の仕事です!