ユニクロの姿勢
先日、2023年8月度のファーストリテーリング(ユニクロ)の決算発表会の動画を見ました!
https://www.youtube.com/watch?v=LwPUncHP2cQ
来期では過去最高の3兆円に達する見込みで、さの先の5兆円までは見えている、そして10兆円は途方もない目標ではないと、柳井社長が浮かれることもなく力強くもなく、淡々と語っていました
ユニクロはファッションでなくライフウエア・・・究極の普段着と言っています
「1枚1枚、毎日毎日、コツコツと続ける」「1店舗でも10000店舗でもやることは同じ」「本当にいいサービス、いい商品、それはお客様が決めることなんで我々はそれに向かって努力するだけだと考えています」
そして
「ユニクロにとって経営とは服を変え、常識を変え、世界を変えていく・・・ということなんですけど、その前に普遍的な原理原則、僕は真善美というのですけど、人間の良識的なものですよね…それを大事にした経営、それと売場の人が主役になれるようなそういう経営をやってもらったらいい」
これには何か私自身痺れました!
当たり前のことを当たり前のように淡々と遂行する…
快進撃に見える同社の勢いからは少し想像出来ない、普通?なメッセージ…
しかし、それがユニクロの強さなのではないかと思いました!
ふと思ったことは、私は業界関係なく、これから「売れる」のキーワードは「企業の姿勢」なのではないかと。。。。
商品やサービスの差別性が競合に勝つ、または競争優位性の肝になる、そして価値を高めるために、スペックを高め、コンテンツを強化し、そしてそこに体験価値や物語性などのコンテクストを発信していく・・・それは当然大事なことですが、そのもっと源流には、普遍的な原理原則な、誰が見ても正しい行動や思考・・・つまり企業の姿勢!こそが最大の差別化になるのではないか
だってユニクロの商品や製品は、勿論価格に対して品質が高く、流行に左右されない日常品であることは間違いないですが、それだけで独り勝ち出来るような世の中ではないはずです!
それを生み出す、経営思想が盤石なのではないだろうか・・・とこの特段ワクワクしない?決算発表会を聞いて思ったです