「縮小する市場」
新聞で「洋服の青山」の記事が出ていました!
売場に6割を減らして、その分をコンビニや理容室、クリーニング屋などに、いわゆる「又貸し」していくって話です!
青山とかアオキは皆さんご存じのようにロードサイドなどにドカンと大きなお店を構えているスーツの量販店ですが、今(自分もそうですが・・・)スーツを着る場面が減ってきました・・・そしてこのコロナ禍でリモートワークが増えてくればくるだけ、その需要は減ることはあっても増えることはありません。つまり、リモートワークなどが常態化すれば確実にスーツの需要が下がる・・・ということで青山の社長が「スーツ市場は戻らない」とこの記事で語っています。
一方、今、ユニクロやワークマンの業態は好調です。
ユニクロは「洋服は生活部品」、青山は「スーツは戦闘服」と言っていますが、それって脱ファッションという概念ではほぼ認識一致しているにも関わらず同じ「洋服」でも正反対の様相です。
スーツという商品ほぼ一本勝負で半世紀成長をし続けてきた同社ですが、これからはまさに「スーツの品質」を高めることで勝負をかけるわけにもいきません・・・スーツそのものの需要・・・つまり「市場」が減退するわけですから・・・従って、この土俵から降りて違う勝負をかけていくことになる
ビジネスの世界・・・というか消費者のニーズ・・・というか「時代」というのは恐ろしい、一寸先は闇・・・それまでとこれからが一瞬にしてサドンデス!そんな中で、どうかじ取りをしていくのか・・・これは経営者にとっての普遍的テーマだと改めて思った次第!