「今」が終わったあとに、自分がいる場所は
あなたには、夢があるだろうか。
もしかしたら、そこまで大げさな表現でなくてもいいかもしれない。
未来の自分が、どうありたいと思っているだろうか。
ぼんやりとそこに何かしらの姿かたちを思い描くことができたとして、果たしてあなたが今取り組んでいる活動の延長線上に、その姿があるだろうか。
ない、というなら、そして将来そうありたいと思うなら、生活の要素一つひとつを見直していったほうがいい。
何も考えず日々を過ごした先に、望む未来は訪れないからだ。
「ほどほどに生きてて楽しいから、今のままでいいよ」
という人も、少なからずいるだろう。
ただ、忘れてはならないのは、「今のまま」を維持するためには、それ相応の努力が必要だということだ。
時代は変わるし、周りの人たちも変わる。
そうなれば、自ずとあなたを取り巻く環境も日々移り変わっていく。
10年後、仮にあなた自身が今と同じ場所に、今と同じルーティンで生きていたとしても、「今のまま」はありえない。
とすると、自分の望む「今のまま」をきちんと因数分解して、どの要素を自分が幸せと感じているかを導き出したうえで、その「今のまま」を続けていくための歩み方を考える必要がある。
僕自身は、「今のまま」生きるのは、実はとても難しいと思っている。
上にも書いたとおり、自分を取り巻く環境が変わる以上、色んな部分で上手にバランスをとっていかないと「今のまま」は維持できないからだ。
「今のまま」を意識するあまり何かをセーブしすぎて、結果的に変化に取り残されることになれば、今よりも幸せの水準は低くなる可能性が高い。
であれば、もう少し理想的な自分の姿を思い描いて、常にアップデートをして前進するように生きていったほうが合理的ではないか、と思うのだ。
なんだか、青臭い話になってしまったけれど、最近そういうことを色んな場面でひしひしと感じるので、今日はこんなことを書いてみた。
「今のまま」は絶対に続かない。
この「今のまま」を続けられなくなったときに、自分がもっと前にいるのか、後ろに転げ落ちていくのか。
僕は、もっと余計なストレスを減らして、やりたいと思ったことをやって、ワクワクしながら生きていきたいという願望が強い。
だから、もしかしたら多少汚い手を使ってでも、もっといい景色の見える場所に行けるように生きていこう。
と、そう思うのであった。