カレー屋マインド学
こんばんは。
オープンまであと一月。
看板や外回りなど、まだ万全ではありませんが、
料理はお出しできる準備が整いました。
今できる最善を常にやっていこうと思っているので、
いま、試作して試食していただいているモノとは違う形になってるかもしれませんが。
カレーを作り始めたきっかけは、札幌のスープカレーです。実力店を食べ歩いたわけではありませんが、若き日の(今よりは)自分は、スープカレーという食べ物に衝撃を喰らいました。
そのビジュアルと今まで食べてきたカレーの概念を覆す多幸感。
豊岡市に戻って早速作り始めたものの、
全く正解が分からず、とんでものないものを作っては、最寄りの友人に食べてもらっていました。
はじめて作ったカレーを、
通っていた居酒屋さんに持ち込んで試食してもらうとゆう、
今では考えられないような(若くて今よりもっとアホだった故にできた暴挙)ことをしていました。
そんな頃に、通い始めたのが鳥取のお店。
素敵な音楽が流れる、好きなお店です。
自分で作っては、そのお店へ食べに行き、カレーをすくって凝視して、食べる。
なんのスパイスが入ってるのか、少しずつすすりながら研究していました。(とても嫌な客でした申し訳ありません)
カレーひと皿には、作り手の人柄が表現されるということを学びました。そのお店のカレーは、一皿が美しいビューティフルなカレーです。ビューティフルであり、ありきたりな表現ですが、優しいカレーでした。
店主の優しが溢れるカレーです。
その頃から、いろんな店に食べて周り、各店オリジナリティーあふれる店主が作り出すカレーの自由さと、表現性に惹かれ、カレー屋になることを強く心に定めました。
その頃から、インターネットで色々と調べてたどり着いたのが、自分と同じデリボーイからカレー屋を始めた愛知県のお店です。距離が距離だけになかなか行く機会に恵まれませんでしたが、店を構える覚悟を決めた昨年の「森、道、市場」でやっと食べることができました。
食べたこともなかったのですが、活躍され地域に愛されている店であることは知っていたので、自分にとっては憧れの存在で、食べに行きたいお店でした。
これもまた最高に美味。
自分より10年以上前に、デリボーイでの移動販売をされていて、そこからガレージを改装されお店を営んでおられます。食べたのはこの一回ですが、カレーの味やデリボーイから店に至る道を学ばせていただきました。(勝手に思ってます。)
カレー屋としての生き方に強く影響を受けました。
どちらのお店も、カレーや店の雰囲気から、作り手の人柄を学ばせていただいたと感じています。
その解釈が合っているかは置いておいて、自分なりに感じた各店の良さを、自分を自分のマインドに落とし込み、oru spiceを作っています。
まだまだ他にも素敵なお店は各地にたくさんあり、
カレー屋でなくとも自分の感性をくすぐる店は色々回りました。
また紹介できればと思います。
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