90人招待する予定だった結婚式を、2人で挙げた話
こんばんは。
昨日結婚式を挙げてきました。
2021年2月、緊急事態宣言の最中での結婚式となりました。
去年から、さまざまなイベントが延期・中止になる中、私たちがどうやって式を開催するに至ったか、どういう思いで開催したか、記録しておこうと思います。
長々書いているので、どうやって形式を変更したのかだけ見たい方は③から見てください。
①2019年11月/式場見学
私たちの結婚式を最初から振り返ろうとすると、2019年の年末まで遡ります。
「友人をたくさん呼ぶ賑やかで楽しい式にしよう」ということで、横浜を中心に式場の見学をしました。
見学をしたまず1番最初の感想は「すっっっっっっごい高い」でした。もちろん価格が、です。
チャペルすげー!!とか披露宴会場広ーい!!とかプールでけー!!とかなる場所、やっぱり高いです。
相場なんてよく知らなかったので、一つ一つの見積もり明細にとても驚きました。それで開催に対して後ろ向きになるなんてことはありませんでしたが、価格と豪華さをいいとこ取りしたような式場はないか、探しました。
いや、探しましたというよりはゼクシィカウンターで探してもらいました。
条件を言ったらそれに合う場所を提示してもらえるし、今回式を開催した「横浜モノリス」も、そこで紹介してもらったからこそ出会えたので、感謝しています。
あと、ゼクシィカウンターを利用した特典(?)で、タダでコーヒーバリスタを貰えたのもすごく良かった。毎日使っています。ありがとうございます。
②2020年10月〜12月/結婚式準備
式場を決定した後は、10月までは当日の衣装を決めたくらいで、他には何もしていませんでした。
この時、すでに「アレ」が世界中で猛威を振るっていましたが、式の開催はまだ先だったし、年明けにはなんとかなっているだろうと、特別問題視していませんでした。
そして2020年10月、いよいよ本格的に打ち合わせがスタート。
担当していただいたプランナーKさん。初対面でわかる圧倒的な「ベテラン感」と「安心感」。こちらの質問には流れるように答えてくれるし、話しやすい空気を作ってくれるし、とても有り難かったです。
(にもかかわらず、複数人での会話が苦手な私は、打ち合わせでも度々「私の意見待ち」の状況を作ってしまい、妻に注意されていました。要反省。)
打ち合わせでは、一から式を作り上げる作業をします。
もちろんテンプレートはありますが、その中で自分たちなりのテーマを決めて、要所要所でテーマを埋め込んでいく、みたいな感じです。
私たちは、「バレンタイン・旅行」をテーマにすることにしました。
「バレンタイン」は式が2月開催だから。「旅行」は妻が旅行好きで、2人でもいろんな場所に旅行をしてきたから、です。
招待状はチョコを意識した色にして、ゲストカードは、飛行機が描かれた物を妻が注文してくれました。
他にも、チョコレートの包装をしたカイロを当日配るだとか、テーマに合わせたオリジナルをどんどん加えていきました。
そして、当日振る舞う料理でもテーマを表現しようということで、デザートで世界のチョコを集めたプレートを出すことにしました。
こんな感じです。全部美味しそう。
この案は、担当プランナーさんが出してくれたもの。沢山提案をしてもらって、どんどん式が具体的になっていくのが楽しかったです。
シェフの方との打ち合わせもして、当日手書きでプレートメニューの絵を描いてスクリーンに映そうかなどと話していました。
この他にも、装花やウエルカムスペース、OPムービーにプロフィールムービー。2ヶ月で決定することが山ほどありました。
その全てを具体的に記すと永遠に終わらないので割愛しますが、一つ言えるとすれば、「自分たちの優先順位」を明確にすることが大切だなと思いました。
私たちの場合、「来てくれた人に提供するもの・見てもらうもの」を優先していました。
なので料理もしっかり満足感あるものを、会場の装花も寂しくならないように豪華に、と思っていました。
その認識を新郎新婦で合わせておくと、夫婦間摩擦も少なくなって良いのでオススメです。
ただ、一点注意事項があるとすれば、結婚式は最初の見積からの課金形式です。
当初の見積のまま、無課金状態で挙げることもできます。もちろん、それが悪いなどというつもりはありません。
むしろ豪華に豪華に、としていくうちに驚くほど高くなってしまうので、そこは要注意です。課金は計画的にしましょう。
途中からなぜかアドバイスみたいになってしまいました。なぜでしょう。
③2021年1月/2回目の緊急事態宣言・式の形式を変更
年明け、1月2日。2回目の東京都などが緊急事態宣言を国に要請しました。
その段階まで、私たちは結婚式を延期・変更する考えはあまりありませんでした。
理由はいくつかありますが、
・すでに12月に招待状を発送、出席の返事を貰っていた
・2020年11月〜12月時点では、結婚式を開催している友人もおり、対策を万全にした状態での開催は可能という判断をしていた
・できるなら、当初の予定通りの日程で開催したかった
というところが大きいと思います。
特に最後の「当初の予定通りの日程で開催したかった」という部分が大きいです。
「アレ」は終わりの見えない病気です。いくら式を延期したところで、その時できる保証は全くありません。
延期を繰り返して自分たちの精神・来ていただく方の精神をすり減らすくらいなら、延期はせず、当初の予定日で開催する道を模索したかったのです。
しかし、上記の緊急事態宣言が数日後に実現し、予定通りの結婚式開催は絶望的になりました。
そのため、
90人を招待→親族のみの開催
に大舵を切りました。
おそらく、緊急事態宣言がなくても参加人数は半分くらいになっていたのでは、と思っていますが、式を挙げるリスク・目的を考え、2人で相談を重ねて決断しました。
当初の目的は「友人を沢山呼んで楽しい式にすること」、重視したのは「来てくれた人に満足してもらうこと」。それを考えると縮小は当然のことでした。
それを妻、プランナーさん、親族と相談しているうちにもどんどん「アレ」の状況は悪化。1日の感染者が過去最高を更新し続ける最悪の状態になりました。
そして結局、親族の招待もやめ、2人だけで式を挙げて当日の様子を写真に残すことにしたのです。
④2021年2月/結婚式当日
詳細は省きますが、式当日までに上記とは別の揉め事やら何やらがあり、なかなか波乱の準備期間となりましたが、なんとか結婚式の当日を迎えました。
最後の最後に一波乱というか、ミスがあったので、ここで供養させてください。
「旅」をテーマにしていたので、ウェルカムボードも旅にしよう、ということで注文して準備していました。
それを家に忘れてしまいました。
当日会場に飾れなかったので、ここに写真を貼らせてください。
飛行機の時刻表デザイン。かっこいい。
注文してくれた妻、申し訳ない。
そして本番、妻がメイクしてもらってバッチリ準備オーケーになってから、カメラマンさん参戦。
プランは挙式+写真セットで、挙式の前、最中、お色直しをした後ずーっとカメラマンさんに写真を撮ってもらっていました。式と前撮りがセットになった感じかな。
挙式の様子をスマホで動画撮ってもらったり、カメラマンさんが撮っている横でプランナーさんにスマホで写真撮ってもらったりと、サービス外のこともしていただいて本当にありがたかったです。
挙式自体はというと、式場のスタッフ以外誰もいない中でやったにも関わらず、割と緊張しました。でもこの状況下、なんとか開催できている実感が湧いて、少し胸が熱くなるような感覚がありました。
ものの10分程度で挙式自体は終わり、後はもう写真写真写真。写真を撮ってもらいまくりました。
自分がモデルになったかのような錯覚を起こすほどでした。
妻は綺麗にメイクアップしてもらって素敵なドレスを着て、私もちょっとカッコつけてみたりして。
またカメラマンさんに撮っていただいた写真はありませんが、スマホで撮ってもらった写真を少し貼っておきます。
これはウェルカムスペースの一部。自分ツッコミくまを展示。可愛い。
全ての夫婦でそれぞれの考えがあるとは思いますが、私たちはこの状況において、自分たちが思う最高の形で結婚式をできたと思っています。
改めて、最後まで親身になって付き合ってくれたプランナーさん、カメラマンさん、携わって下さったスタッフの方、招待を取りやめた時に優しい言葉をかけてくれた友達、励ましてくれた親、親族、そして結婚式を一緒に達成してくれた妻に感謝します。
ありがとうございました。
それでは。
無理は言いませんし、そう簡単に得られるとも思っていませんが、サポートしていただけたらそのお金で買ったことのない飲み物を買います。